出版社内容情報
標高千五百メートルの麗峰の中腹に建つ『ユートピア』、そこは死を間近にした人々が最高で最期の治療と看護を保証された豪華なホスピス。入居者は元女優の凛子や著名なエッセイストの水原など莫大な費用が払える特別な人間ばかりだった。看護師長の千香子はオーナーの中条に見込まれ独身のまま住み込みで務めていた。ある日、季節外れの嵐によって道が寸断され『ユートピア』は孤立してしまう。千香子を含めその場に残されたスタッフ全員が中条の部屋に呼ばれる。そこで彼が話し出したのは、とんでもない提案だった。翌朝、駐車場でスタッフの一人が他殺体で発見される……! 大人のサスペンス・ミステリ―完結編!
内容説明
富裕層の入居者に最高のケアで人生の最期を提供する豪奢なホスピス『ユートピア』。千香子はオーナーの中条に見込まれ、住み込みで看護師長を務めていた。ある夜、嵐で道が寸断され施設は孤立してしまう。千香子らスタッフは全員、中条に部屋へ集められるが、そこで彼が話し始めたのはとんでもない提案だった。そして翌朝、看護師の1人が他殺体で発見される…。謎の少年「白兎」にまつわるシリーズ最終巻。著者渾身の決定版。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
岡山県生まれ。大学在学中から児童文学を書き始める。『ほたる館物語』で作家デビュー。『バッテリー』およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
ちょろこ
タイ子
坂城 弥生
Nyah