角川文庫<br> 白磁の薔薇

個数:
電子版価格
¥748
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
白磁の薔薇

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月27日 09時02分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041091913
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

標高千五百メートルの麗峰の中腹に建つ『ユートピア』、そこは死を間近にした人々が最高で最期の治療と看護を保証された豪華なホスピス。入居者は元女優の凛子や著名なエッセイストの水原など莫大な費用が払える特別な人間ばかりだった。看護師長の千香子はオーナーの中条に見込まれ独身のまま住み込みで務めていた。ある日、季節外れの嵐によって道が寸断され『ユートピア』は孤立してしまう。千香子を含めその場に残されたスタッフ全員が中条の部屋に呼ばれる。そこで彼が話し出したのは、とんでもない提案だった。翌朝、駐車場でスタッフの一人が他殺体で発見される……! 大人のサスペンス・ミステリ―完結編!

内容説明

富裕層の入居者に最高のケアで人生の最期を提供する豪奢なホスピス『ユートピア』。千香子はオーナーの中条に見込まれ、住み込みで看護師長を務めていた。ある夜、嵐で道が寸断され施設は孤立してしまう。千香子らスタッフは全員、中条に部屋へ集められるが、そこで彼が話し始めたのはとんでもない提案だった。そして翌朝、看護師の1人が他殺体で発見される…。謎の少年「白兎」にまつわるシリーズ最終巻。著者渾身の決定版。

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
岡山県生まれ。大学在学中から児童文学を書き始める。『ほたる館物語』で作家デビュー。『バッテリー』およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

170
シリーズ完結編は超高級ホスピスでのクローズドサークル殺人事件だった。はぁ。お金とか愛憎とか、命とか…いつの世も人の欲は限りが無いと突きつけられるのが何だか虚しい。シリーズ通してあさのさんが描きたかったのは『生きることが希望だとは思わないけれど、死もまた救済にはならないこと』読者に委ねたっていわれてもねぇ(汗)白兎と言う少年は案外この世界に沢山いて「この世にいてはいけない魂を」あるべき場所へ還してくれているのかもしれないなぁ。優しくて哀しくてちょっとだけひんやりのシリーズ、いつか私も白兎に会えるだろうか。2021/02/28

ちょろこ

125
シリーズ4の一冊。今作は孤立した終の住処「ユートピア」での殺人事件。白兎の正体と併せてちょっとしたサスペンスを楽しめた最終巻。間もなく迎える死を待つ場所で交錯する人々の思い、根っこに抱えた埋み火なるものを存分に盛り込み、最後に意外な展開で締めくくるのが良かった。まさに人の心に棲みつくもの、それが一番心を脅かす。白兎の存在が時に現実味を帯びるように色濃く、時に今にも消えそうな薄さへと変わる、この対照的な魅せ方描き方も幻想感溢れて好き。白兎の存在に込められた、作者の生と死への想いもじんわり沁み渡るのも良い。2022/09/15

タイ子

80
最終巻にしてクローズド・サークルの殺人事件。最高の場所で最後を迎えたいと富裕層が入院するホスピスが舞台。嵐によってがけ崩れが起き施設は孤立状態に。そんな中、命短いオーナーによって告げられた驚愕の言葉は50億の財産を看護師長とスタッフに分けるというもの。スタッフが殺され、オーナーも殺される。犯人の意図と目的が意外な繋がりを見せるところが面白い。白兎が現れることでファンタジーの要素が大きくなるこのシリーズだが、常に生と死を問いながら人の生きざまを伺ってきた白兎の正体を知ることで現の世界さえ感じてしまう。2021/04/03

坂城 弥生

48
帯に「連続する殺人」とあったけど、わりとゆっくり長閑とも言えるペースで話しが進んでいると思っていたら急転直下な展開でした。2021/04/06

Nyah

45
『ユートピア』は入居金1億円の山中にある豪華なホスピス。死を間近にした人々が最高で最期の治療と看護を保証された場所。看護師長の仙道はオーナーの中条に見込まれ独身のまま住み込みで務めていた。ある日嵐により崖崩れが起き、道路が遮断され『ユートピア』は孤立。オーナーはスタッフを集めて自分の死期が近いから遺産を分配したいと話す。クローズドサークルの中で起きる殺人事件。/『白兎4 天国という名の組曲』(講談社)を加筆修正したものだが、白兎4は未読だったのか、全く覚えてなかった。真っ白な薔薇は罪の印。薔薇は薔薇は〜‥2021/07/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17331311
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。