角川文庫<br> 緋色の稜線

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角川文庫
緋色の稜線

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041091890
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ホテルで行きずりの女を殺してしまった吉行は、車で逃げる山中で不思議な少年と幼女に出会う。「和子」と名乗る幼女の家に帰る途中だという。なりゆきで乗せてやることになった車内で、無邪気に話す和子の声を聞きながら、ふと吉行は自分の過去を振り返る。夜の闇が迫りひどい疲労感に襲われた吉行は、親子と偽り小さな旅館に宿をとる。穏やかな夕食と温泉。まるで本当の親子のようだ、そう独り言ちる吉行の目に飛び込んできたのは、膝に乗ってきた和子の首に残る、一筋の赤い線だった。過去の記憶がよみがえり苛む……。大人のサスペンス・ノベル。

内容説明

ホテルで行きずりの女を殺してしまった吉行は、車で逃げる雨の山中で不思議な少年と幼女に出会う。和子と名乗るその子の家に帰る途中だという。成り行きで彼らを車に乗せた吉行は、幼い和子の語りを聞きながら自分の人生を思い返す。闇夜の中疲れ果てた吉行は、仕方なく親子と偽り宿をとる。食事中、無邪気に吉行の膝に乗る和子。しかし吉行の目に飛び込んできたのは、和子の首に残る一筋の赤い線だった。大人のサスペンス・ミステリ!

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
岡山県生まれ。大学在学中から児童文学を書き始める。『ほたる館物語』で作家デビュー。『バッテリー』およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

187
『透明な旅路と』→『白兎1 透明な旅路と』(白兎シリーズ)→改題の本作だそうです。白兎4部作が未読だったのでこちらを手にする。幻惑のサスペンス・ミステリ!と帯にあった。一気に読める。ただただ和子が傷ましく哀切の巻だった。白兎のこれからも気になるところ。次は『藤色の記憶』追いかけてみよう。 2020/12/07

ちょろこ

155
かなり好きな世界観の一冊。夢か現か…明確な掴みどころのない世界観はかなり好き。殺人を犯し逃げる男が、月夜の晩に山中で出会った少年と幼女。家まで乗せて欲しい…って、どこかホラーな雰囲気で掴みはバッチリ。しかも男をずっと待っていたらしい。この少年達は何者なのか。道中、男の記憶がミステリアスに絡まり、幻想的なシーンも相まって、ぐぃっとラストまで惹きつけられた。幼女を眠らせてはいけないって、そういう意味があったのね。哀しみがたまらないけれど負けないぐらい読後感も良い。白兎の導きが静かに心に残る。2021/01/20

タイ子

88
単行本「白兎1 透明な旅路と」を加筆修正。現実的な中にファンタジーの世界が描かれている不思議な作品。山道を運転する男は少し前に女を絞殺した。山道で出会った白兎と名乗る少年と女の子。男の記憶が過去と現在を行き来する。理不尽な殺人を犯した男に何を告げに、何を欲して現れた2人なのか。夢幻の話はあまり興味がないが、このストーリーは先が気になって仕方ない。あさのさんの手法にハマったか。そして、その夢幻の切ない真実が胸を打つ。続編もあるので是非読んでみたい。2021/01/17

★Masako★

87
★★★★ 久しぶりのあさのさん♪白兎シリーズの1作目だそうだが、なんとも不思議で切ない物語だった。女性を殺害し車で逃亡中の吉行は、ある夜山中で少年と幼女に出会い、幼女の家まで送ることに。道中、つきそいの少年・白兎と幼女・かこの謎めいた言動に混乱する吉行だが…二人は何者なのか、どこまでが現実でどこまでが夢なのか? 気になって読む手が止まらない。終盤の展開はあまりに切なくて涙が…でもこれで良かったんだ。三人が出会ったのは偶然ではなかったんだね。まだ何者かはっきりしない白兎、これからも追いかけていきたい♪2021/02/21

坂城 弥生

51
前回知らなくてシリーズ2作目を読んでしまったので、戻って1作目です。退廃的な色が濃くてでもどこかに救いがある。そんな気にさせてくれるシリーズです。2021/01/27

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