角川スニーカー文庫 最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 〈３〉 - 無能を演じるＳＳランク皇子は皇位継承戦を影から支配

タンバ/夕薙

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2020/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 324p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041091692
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

外交でも完璧に暗躍し、弟・レオナルトの評価を高めた出涸らし皇子・アルノルト。安堵も束の間、次は皇族最強の将軍・第一皇女リーゼの縁談を取り持つよう皇帝に命じられる。一方、流民の村で起きる人攫いの解決を命じられたレオナルト。しかし、調査の最中に帝国を揺るがす異常事態が発生し!?
帝国とその民の危機を前に、獅子奮迅の活躍を見せるレオ。その成長と決意を目の当たりにしたアルは――「未来の皇帝が俺に本気を見せてみろと言った。その返礼はせねばならんだろう」弟を助け、帝国を護る為、出涸らし皇子は戦場で暗躍する！　最強皇子による縦横無尽の暗躍ファンタジー、決意の第三幕！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[こも 零細企業営業]

双子皇子達の異母姉リーゼが登場。アルとお菓子の取り合いをする程仲が良い姉弟で、それの縁談の話を持って行けと皇帝に命令される。その縁談相手のユルゲンの一途さが何気に重いwでも姉も悪くは思ってないが友人止まり。そんな中、双子のレオは流民の誘拐事件を追い掛けていたが、スケルトンの大軍が襲ってきた。。それに救援に駆け付けるリーゼ、その道を整備して、さらに魔獣を引き付けてリーゼの道を切り開くユルゲンがカッコよすぎるwwそれでもツレないリーゼw頑張れユルゲン！！砂糖を吐くほどじゃない。

2020/05/01

[よっち]

外交でも暗躍して弟・レオナルト勢力の評価を高めたアルノルト。今度はレオナルトは南部の流民が攫われている問題の調査を命じられて、アルノルトは皇族最強の将軍・第一皇女リーゼの縁談を取り持つよう皇帝に命令される第三弾。今回は兄弟が二手に分かれての問題解決に挑む展開。豪快な姉リーゼもインパクトありましたけど、彼女を一途に想い続けるユルゲンもまたなかなかの人物で案外お似合いな二人なのかもと思いました（苦笑）やはりシルバーが活躍するお約束的展開になった南部の流民問題をきっかけに、ここからどう物語が動くのか続巻に期待。

2020/04/28

[まっさん]

★★★★ 今巻は今までと違ってアルとレオがそれぞれ別々の場所で別々の問題に対処する話。前半は主にアル主体の話。早々に王位継承戦から離脱を表明した長女･リーゼロッテに長年求婚する公爵の手伝いをする話。一つのエピソードとしても面白かったし、今後の皇位継承戦への新たな協力者を確保することが出来たという意味でもかなり大きな意味合いを持つ話となっていた。後半はレオが主体の話。前巻で登場した流民の村出身のリンフィアの故郷に問題を解決しに行くレオだったが、そこは帝位争いのライバルでもあるザンドラの勢力の母体が深く根→

2020/05/11

[サケ太]

長女登場。長男死亡の事実について伏線が張られ、生きているのに後継者を決めない皇帝の苦悩もみれて面白かった。エルナの登場がなかったのは気になるが、ここで出過ぎても楽になりすぎるか。今後の展開もどうなるか。期待大。

2020/05/02

[鳳梨]

読了。今回も面白かった。リーゼ姉上カッコいいぞ。二人はお似合いだよなぁ。そして、レオとシルバーの邂逅などなど盛りだくさんでした。ザンドラは親子揃って闇が深い。