内容説明
生産性のない人材には、価値がない!?大手人材派遣会社の新入社員・北原直人は「人財島」なる研修施設へ出向を命じられる。そこは生産性の高さによって人々を区別し、上位者にのみ退出を許す悪辣な追い出し島だった。スマホさえ奪われた隔離状態のなか、与えられたのは炎天下での過酷な肉体労働。北原は島で出会った人々と脱出の計画を立てるが…。現代社会の「働き方」に異を唱える、唯一無二のブラックお仕事小説!
著者等紹介
根本聡一郎[ネモトソウイチロウ]
1990年生まれ。福島県いわき市出身。東北大学文学部卒業。東日本大震災をきっかけに、学生時代からのNPO活動と並行して小説を書き始める。2016年、Kindleダイレクト・パブリッシングで個人出版した『プロパガンダゲーム』が大きな話題を呼び、17年大幅改稿を経て双葉社より書籍化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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