出版社内容情報
大神官選定が近づく麗虎国。
筆頭候補となった瑛鶏冠(えいけいかん)だが、
王子の推挙にもかかわらず固辞し続け、
天青(てんせい)たちを困惑させる。
鶏冠には、大神官になれるはずもない、
重大な秘密があったのだ。
その秘密を知る苑遊(えんゆう)は、
死んだはずの鶏冠の弟・葉寧(ようねい)を探し出し、手中に収める。
弟を守るためには、苑遊の出す条件を呑むしかない。
けれどそれは、天青や藍晶(らんしょう)王子を裏切ることになる。
果たして鶏冠の決断は!?
クライマックス直前、第10弾!
内容説明
大神官選定が近づく麗虎国。筆頭候補となった瑛鶏冠だが、王子の推挙にもかかわらず固辞し続け、天青たちを困惑させる。鶏冠には、大神官になれるはずもない、重大な秘密があったのだ。その秘密を知る苑遊は、死んだはずの鶏冠の弟・葉寧を捜し出し、手中に収める。弟を守るためには、苑遊の出す条件を呑むしかない。けれどそれは、天青や藍晶王子を裏切ることになる。果たして鶏冠の決断は!?クライマックス直前、第10弾!
著者等紹介
榎田ユウリ[エダユウリ]
東京都出身。榎田尤利名義でも著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミュポトワ@猫mode
113
宮廷神官物語、10巻読了しました。この巻は、8巻よりはドロドロしていないものの、当事者の苦悩を書いたもので、なかなか読んでいて苦しくなるものでした。隠し通さなきゃいけないことを弱みに握られると、大変よね…覚悟決めるっきゃないけど、それまで逆手に取られて日にはどうしようもなくなってしまう…っで、意外にも新しい教官が人間的に優れているのも感慨深かったです。つか、櫻嵐姫がドンドン強くなってるのは気のせいですかねw?まだまだ波乱万丈な感じですが、最後どうなるか気になるので、続けて11巻も読んでいきます♪2020/07/28
りゅう☆
100
いよいよ大神官選定へ。天青ってこれがあるからこそ宮廷に呼ばれたんだけどね。第一候補の鶏冠。だけど頑なに固辞。なぜなら鶏冠の出生に秘密が…。そしてまさかの弟葉寧との再会。だけど過酷な日々で生きてきた葉寧は鶏冠に憎しみしかない。そしてムチャぶりな要件を出す苑遊。なんなんだ、この非道な男は!!でも、その条件をのむしかない鶏冠。もう、なんで鶏冠ってこうも大変な思いしかしないの?今回も櫻嵐大活躍!紀希に共感で、器が大きすぎて誇りでしかない。そして落馬した鶏冠。あああ…。表紙の幼き鶏冠。姪っ子に似てて可愛いさ倍増。2021/08/05
ぽんすけ
88
この巻も苑遊様がノリノリである。鶏冠を何が何でも手に入れたい彼はもはや手段を選ばないわけで。さくっと弟の葉寧を連れてきてノリノリで脅迫ですよ。とてもゲスい!w鶏冠も葉寧に出合い頭に殺されそうになるしすごい兄弟再会になったわ。そしてこの巻何が見どころかっていうと苑遊様VS天青が確定したところかと。いや~すごい憎しみ。前から苑遊様は天青のこと嫌いなんだろ~な、くらいのことは思ってましたが、想像以上に激しく憎んでましたね。そんなに鶏冠取られたことがショックなのかと胸熱です!ヒロイン鶏冠が次の巻でどうなるか楽しみ2021/04/19
ケロリーヌ@ベルばら同盟
68
数多の試練と痛みを分かち合い、遂に王位継承を不動のものとしたチーム藍晶。未来の王の決定に伴い、次期大神官の選定も至近の問題となる。そう。この物語は『宮廷神官物語』慧眼児は、この為にこそ、都に連れて来られたのだった。けれど、怒涛の艱難辛苦に読者も、当初のテーマを、天青同様失念していた。大神官の筆頭候補として期待を寄せられながら、何故か推挙を固辞する鶏冠。未だに暗躍する苑遊。虞恩賢母の呪縛から解かれた曹鉄。心身の成長著しい天青。新しい登場人物も加わり、ますます面白さを増す物語を、勿体ないと思いつつ、一気読み。2022/02/28
kei302
64
がんばれ青天。慧眼の眼でも正体が見えない苑遊、ひょっとして妖怪なのかも。表紙の二人が分からん。2021/06/28