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出版社内容情報
山里の村外れに住んでいる、ごんべえさん。
ある日の夜、布団にくるまってうとうとしていると、
表の戸を、ドンドン叩き、「ごんべえ、ごんべえ」と呼ぶ声がします。
戸を開けると誰もいません。
戸を閉めてまた布団に入ると、「ごんべえ、ごんべえ」と呼ぶ声がするので、
そっと戸に近づき、ガラッと開けると、子だぬきが転がり込んできました。
たぬきをつかまえて、なわでしばったごんべえさん。
「二度とわるさしねぇようにな」
と、こらしめてやることに……。
いたずら好きのたぬきはいったいどうなる??
子供も大人も大笑い!日本語の楽しさが詰まった「落語」の世界。
内容説明
山里のはずれに住んでいる、ごんべえさん。ある夜、布団にくるまってうとうとしていると、表の戸をドンドン叩き、「ごんべえ、ごんべえ」と呼ぶ声がしました。そっと戸に近づき、ガラッと開けると、子だぬきが転がり込んできて…。人情あふれるごんべえさんと、お調子者の子だぬきのゆかいな噺。
著者等紹介
川端誠[カワバタマコト]
1952年、新潟県上越市生まれ。絵本作家。作品に、『鳥の島』(第5回絵本にっぽん賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
18
《本屋》いたずらを子狸が、やり過ぎる。ごんべえさん優しすぎる。2020/03/15
のほほん
17
表紙のたぬきを見て「えっ たぬきに見えない」なんて失礼なこと思っちゃいました。たぬきと言えば“いたずら”が定番です。どんないたずらかと思ったら、子だぬきのかわいいいたずらでした。いっしょに遊んでもらいたかったのかな。読みながらたぬきに見えないならなんに見えるのかと考えましたが、やっぱりたぬきにしか見えないみたいです。オチは笑えましたが裏表紙の子だぬきは…。2023/07/13
のり
17
はじめ「どーゆーこと?」って思って(笑)2度読み。たぬきは毛を剃られてスッキリしたのね。たぬきもごんべえさんも可愛い。子ども達に読み聞かせるの、難しいかなー、で?って、なりそう(笑)2020/03/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
川端誠さんのらくごえほんは、安定の面白さです。山里のはずれに住むごんべえさんが、夜寝ていると、戸をドンドン叩き声をかけてくる誰かがいました。戸を開けるとそこにいたのは子だぬき。いたずら好きな子だぬきをごんべえさんは捕まえますが…。ごんべえさんの人の良さと、その斜め上をいく子だぬきのオチが面白い絵本です。2020/03/13
Cinejazz
14
〝ごんべいさん〟は、村の皆から慕われる孝行爺さんです。今夜も村の若い衆と酒盛りをしています。その愉快な笑い声を聞きつけて、山から下りてきて様子を窺う一匹の狸がおりました。夜も更けて、若い衆が帰ってあとにドンドンと戸を叩く音がして「ごんべい!」ドンドン、「ごんすけ!」ドンドン、「ごんたれ!」「ごんたれごんのごん!」とうるさいこと。「ははあ、山の子狸だな」と気づいた権兵衛さん、狸を縛ってしまいます。その翌朝「今夜はたぬき汁だ」と囃し立てる若者をよそに、権兵衛さんは狸の頭を剃りあげて山に返してやりますが・・・。2022/01/07