出版社内容情報
永遠を生きる姫宮として世界を守る真珠の元に、若き国主・透輝が命を狙いに来る。
彼の目的は「宮」を排し、新しく国を作ること。宮を守るため、真珠は禁断の婚姻契約をもちかける。
愛したら、死ぬ――相手と心から結ばれる時、姫宮と共に世界は滅びるのだから。だが仮初めと知りつつも、国を想う透輝に徐々に惹かれていき?
「たった一人の、あんただけが欲しい」
魂が求め合う第17回角川ビーンズ小説大賞<優秀賞>受賞作!
内容説明
永遠を生きる姫宮として国を守る真珠の下に、若き王・透輝が命を狙いに来る。彼の目的は“宮”を排して、新しく国を作ること。宮を守るため、真珠は禁断の婚姻契約をもちかける。愛したら、死ぬ―相手と心から結ばれる時、姫宮と共に世界は滅びるのだから。だが仮初めと知りつつも、国を想う透輝に徐々に惹かれていき?「たった一人の、あんただけが欲しい」魂が求め合う第17回角川ビーンズ小説大賞“優秀賞”受賞作!
著者等紹介
西嶋ひかり[ニシジマヒカリ]
岐阜県出身。第17回角川ビーンズ小説大賞優秀賞受賞。『銀狼の姫神子―天にあらがえ、ひとたびの恋』(受賞作改題、改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あっか
75
新刊。角川ビーンズ小説大賞優秀賞受賞作という金ピカの帯と、好きそうな題材に惹かれて。強気なヒロインと無自覚ツンだけど自覚したらデレなヒーローのキャラは魅力的でしたが、神のシステムが最後までよく分からなかったのと、ん?なぜここでこの台詞?ということが何度かあったのと、ヒロインの真珠がなぜそこまでお姉様に心酔するのか?などなど、全体的に「???」が多くて(読解力と相性の問題かもしれませんが…)入り込み切れなかったのが勿体なかったです〜( ;∀;)2019/11/08
虚と紅羽
16
設定だけは面白い作品。つまり内容は詐欺なみのレベル。 いつの間に恋愛感情まで育まれたのか一切合切が謎すぎた。姫宮のシステムも、銀狼も神も、神殺しの意味も分からなかった。 設定が美味しいだけにこの作り込みの甘さは残念過ぎる。読み切りっぽいのも余計に。2019/11/15
紅羽
6
恋をしたら力を失い、国が滅びるという国を守る姫宮、真珠と新たな国を興す為、彼女に婚姻契約を結ぼうとする透輝が惹かれ合い、未来を切り拓いていく和風ファンタジー作品。設定も世界観も好みで即買いしましたが、読んでみるとやや粗削りな印象でした。もう少し恋愛に主軸を置き、シンプルに組み直すと良かったかも。それでも世界観は好みなので楽しんで読めました。2023/11/06
シャルル
4
世界観は良かったと思います。けど、愛したら(主人公は)死に、世界が滅びる…とあらすじに書いてあるけど、そういう話ではないので緊迫感がなく、盛り上がりにかける。真珠がお姉さまの執着心から意固地になっているだけというか…。性格も強いというか、世間知らずな箱入り娘がキャンキャン言って、強がってるだけ…という感じで好感が持てなかった。あと、後半になるにつれ、??が多くなり説明不足がいなめない。それから、複数で会話をさせるのが苦手なのか、会話が一対一か独白が多く、これも盛り上がらない原因のひとつと感じました。→2022/02/26
MAMI.
4
★★★☆☆2020/01/26