出版社内容情報
ある女のささやかな復讐。「無実の加害者」になった看護士の市子。絶望の淵で、なおも生きる彼女の決意。『淵に立つ』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した深田晃司が自ら描いた原作小説!
内容説明
訪問看護師として働き、ささやかな幸せを掴もうとしていた市子。そんな市子に憧れを覚える訪問先の孫娘、基子。彼女たちの日常は、基子の妹の誘拐事件によって一変した。事件への関与が疑われた市子は、ねじ曲げられた真実と予期せぬ裏切りに直面する。築き上げた二人の信頼関係はもつれ、共犯関係は崩壊し、事態は思わぬ結末を迎えることになり―。『淵に立つ』でカンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた気鋭の監督が、転落した女の絶望と希望を描いた、衝撃のヒューマンサスペンス。
著者等紹介
深田晃司[フカダコウジ]
1980年生まれ、東京都小金井市出身。大正大学文学部卒業。99年、映画美学校フィクション・コースに入学、習作長編『椅子』など自主制作した後、2005年、平田オリザが主宰する劇団「青年団」に演出部として入団。06年、『ざくろ屋敷―バルザック「人間喜劇」より』を監督。15年、『さようなら』公開。16年、『淵に立つ』が第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞。17年、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。18年、『海を駆ける』公開。同年、フランスの芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受勲。作品のノベライズも手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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