出版社内容情報
松本藩郡方見習い同心の一志半左は、土地の言葉で臆病者を指す「ずくなし」と呼ばれていた。一方で、いったん腹を決めると大胆不敵になる豪胆さもあり、出仕早々に領地を巡る加賀藩との国境争いを解決に導く。以後、人使いの荒い郡奉行の名越湊之助から次々と無理難題を押し付けられる羽目に。隠れ芝居の強行、しのび荷騒動、そして父の仇との遭遇――。恋に友情に戦いに、若き郡方同心が成長する姿を描いた、人情青春時代小説!
内容説明
松本藩郡方見習い同心の一志半左は、土地の言葉で臆病者を指す「ずくなし」と呼ばれていた。一方で、いったん腹を決めると大胆不敵になる豪胆さもあり、出仕早々に領地を巡る加賀藩との国境争いを解決に導く。以後、人使いの荒い郡奉行の名越湊之助から次々と無理難題を押し付けられる羽目に。隠れ芝居の強行、しのび荷騒動、そして父の仇との遭遇―。恋に友情に戦いに、若き郡方同心が成長する姿を描いた、人情青春時代小説!
著者等紹介
吉橋通夫[ヨシハシミチオ]
1944年、岡山県生まれ。『京のかざぐるま』で日本児童文学者協会賞、『なまくら』で野間児童文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kawa
24
わが松本藩を舞台に、「なんたらず」「ずくをだせ」「おくんなんしょ」「へえーでもねぇ」「~ずら」「ささらほ~さら」など、安曇弁・松本弁連発でちょっと赤面の痛快時代劇。主人公は、郡方見習い同心・半左。時は天保の改革のころ。加賀藩との境界紛争、奢侈禁止令のなかの田舎歌舞伎の決行、冬の松本恒例のブリ市、幕府の藩取り潰しの策謀と藩の内部抗争、そして主人公の淡き恋とメニューは郷土色豊かで、地元読者としては充分楽しめた。もともと児童文学の方面の著者、ライトな筆致で中高生にもお勧め。2020/04/09
rokoroko
15
臆病者(ずくなし)と呼ばれる半左が急逝した父の後をつぎ松本藩と加賀藩の境を歩き争いを解決する。山々の国境争いは大変だったろう。糸魚川沿いの道を歩く。楽しい。こんなお役目あったのね2022/04/15
山内正
4
松本城下を国境へ郡方は村へ向う お前の親父は藩きっての使い手だと 桜井にどやされる 村の庄屋はもしや半兵衛様の? 国境を調べる事に 父様はここからの景色が好きで飽きずに山を見てた と付添のアゴが懐かしむ 番小屋が燃えていた 消そうとしたが間に合わない 加賀の先触れがした事だ 急ぎ帰り奉行からこれをと書状を加賀へ庄屋と行けと 報せと違うから算用奉行と談判しろ では山人三人の脅した鉄砲だと 今後国境へ鉄砲持ち込みはしないと 約定出来るかと迫られ ええいみよと約定すると返事した 帰り道庄屋はお見事なお働きだと 2020/03/14
だいゆー
3
(^^2019/10/09
山内正
3
忍び荷 魚市場にブリが無い 四日しかブリ市まで無いぞと奉行が 山の番屋へ急ぐ役人は父を知っていた 糸魚川に三軒の問屋が何も頼り無い 途中でブリが不漁と知る 問屋に着き松本藩郡方一志半左と名乗る もしやと父を知っていた 他の問屋も来て支払いが届こうって 仕方無く上田に送ったと その時能登から信州宛の船が入ったと 何も咎めずこの通り急ぎ松本へ急送と 頭を下げた 歩荷50人手配頼むと 共の夕吉は干物魚を背負い雪山を登る 途中雪崩で足を挫く 底に抜け荷の人参があった医者に頼まれたと 父の声が村から科人をだすなと2019/09/26




