- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
出版社内容情報
いずれ本屋は町から消えてしまうのか? 訪れるお客様を待つだけの商売はジリ貧のご時世。全国区の名物書店の外商員が手掛けたのは「本とのタッチポイントを町中に多数作ること」だった――。
「店舗勤務ではなく外商部所属になっている私は、およそ書店員らしからぬことを日々行うようになりました。イベントに関していえば、さわや書店が開催するイベントを仕切るだけでなく、盛岡市内の公共機関や企業が主催するイベントのコーディネートまでを引き受けるようになりました。新聞に書評を書いたり、ラジオに出演したりもしています。醤油の商品開発に携わったこともあります。その醤油は、さわや書店の店頭で販売しました。(略)もっとやれることがあるのではないか? 簡単に妥協はしていないか? そう考えてみたなら、これでもういいと納得できるポイントなどはなくなります。まだまだやれることはある。やらなければならない。そう考えながら私は、日々、あちらこちらを駆けずり回っています。書店員の姿らしくないと思われるかもしれませんが、私自身はこれがこれからの書店員の姿ではないのかという気がしています」(「はじめに」より)
内容説明
書評を書き、ラジオに出演し、イベントを企画してオリジナル醤油のパッケージ開発まで行う書店員―。「待ちの本屋」ではなく「使ってもらう本屋」への転換。「外商」という立場で切り拓いた新たな収益源と地域での存在価値。
目次
第1章 さわや書店とはどんな本屋か(“仕掛ける書店”の名物書店員たち;かつての盛岡三大書店とさわや書店の改革 ほか)
第2章 仕事で必要なノウハウはすべて営業で学んだ(突然の異動!;“読書の街”に起きた大きな変化 ほか)
第3章 地域経済の輪のなかで(ヒートアップした地方消滅論争;企業や公共団体の講演会も手伝う! ほか)
第4章 ヒントはいつもまちの中に(地域のハブになるということ;もりおか家族のおいしいカレンダー ほか)
対談 田口幹人×栗澤順一(“地域づくり”を商売に結びつける;さわや書店と北上書房 ほか)
著者等紹介
栗澤順一[クリサワジュンイチ]
1972年、岩手県釜石市生まれ。岩手大学を卒業後、盛岡市内の広告代理店に入社。その後、「東北にさわや書店あり」と全国の読書マニア、出版業界人、書店業界人にその名を知られる岩手県の老舗書店チェーンさわや書店に転職。本店専門書フロア、フェザン店次長、仙北店店長などを経て、外商部兼商品管理部部長。教科書販売から各種イベントの企画、出張販売や各店巡回など、忙しく駆け回る日々を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
ぶんこ
うー(今年も遅くなります)
kuro
ミヤビ