本屋、地元に生きる

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本屋、地元に生きる

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041085028
  • NDC分類 024.122
  • Cコード C0095

出版社内容情報

いずれ本屋は町から消えてしまうのか? 訪れるお客様を待つだけの商売はジリ貧のご時世。全国区の名物書店の外商員が手掛けたのは「本とのタッチポイントを町中に多数作ること」だった――。

「店舗勤務ではなく外商部所属になっている私は、およそ書店員らしからぬことを日々行うようになりました。イベントに関していえば、さわや書店が開催するイベントを仕切るだけでなく、盛岡市内の公共機関や企業が主催するイベントのコーディネートまでを引き受けるようになりました。新聞に書評を書いたり、ラジオに出演したりもしています。醤油の商品開発に携わったこともあります。その醤油は、さわや書店の店頭で販売しました。(略)もっとやれることがあるのではないか? 簡単に妥協はしていないか? そう考えてみたなら、これでもういいと納得できるポイントなどはなくなります。まだまだやれることはある。やらなければならない。そう考えながら私は、日々、あちらこちらを駆けずり回っています。書店員の姿らしくないと思われるかもしれませんが、私自身はこれがこれからの書店員の姿ではないのかという気がしています」(「はじめに」より)

内容説明

書評を書き、ラジオに出演し、イベントを企画してオリジナル醤油のパッケージ開発まで行う書店員―。「待ちの本屋」ではなく「使ってもらう本屋」への転換。「外商」という立場で切り拓いた新たな収益源と地域での存在価値。

目次

第1章 さわや書店とはどんな本屋か(“仕掛ける書店”の名物書店員たち;かつての盛岡三大書店とさわや書店の改革 ほか)
第2章 仕事で必要なノウハウはすべて営業で学んだ(突然の異動!;“読書の街”に起きた大きな変化 ほか)
第3章 地域経済の輪のなかで(ヒートアップした地方消滅論争;企業や公共団体の講演会も手伝う! ほか)
第4章 ヒントはいつもまちの中に(地域のハブになるということ;もりおか家族のおいしいカレンダー ほか)
対談 田口幹人×栗澤順一(“地域づくり”を商売に結びつける;さわや書店と北上書房 ほか)

著者等紹介

栗澤順一[クリサワジュンイチ]
1972年、岩手県釜石市生まれ。岩手大学を卒業後、盛岡市内の広告代理店に入社。その後、「東北にさわや書店あり」と全国の読書マニア、出版業界人、書店業界人にその名を知られる岩手県の老舗書店チェーンさわや書店に転職。本店専門書フロア、フェザン店次長、仙北店店長などを経て、外商部兼商品管理部部長。教科書販売から各種イベントの企画、出張販売や各店巡回など、忙しく駆け回る日々を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

67
本屋の二文字から想像すること。表から見えることは、ほんの一部に過ぎない。お店の造り、棚の構成・配置、本の並べ方、選び方・・・は入口に過ぎない。そこに至るプロセスや、バックヤードの意味。外商もあるが、その外商も考え方次第。地域における関係づくり、人の流れをつくること。文化を創造することまで、広がりは果てが無いことを認識。今、地域で、心の豊かさをテーマに活動を初めているので、背中を押されたように思い、元気が倍増する。2023/08/10

ぶんこ

44
盛岡市のさわや書店で、売り場でお客を待つだけではない書店員として活動されている著者。様々なイベントを書店という枠に拘らずに開催しては人脈を拡げ、結果本の購入に繋げています。「地域に種を蒔く」として地域に寄り添った視点が素晴らしい。我が家の近くにも中型本屋がありましたが、埃っぽい店内で本への愛情が感じられなく、再訪ないうちに閉店となりました。ここに著者のような方がいらしたらと思わずにはいられませんでした。いいなと思ったのが「循環型プロジェクト」で読んだ本が回収され、病院の子どもたちに新しい1冊を贈る運動。2023/04/26

うー(今年も遅くなります)

21
読書のまち盛岡【さわや書店】の現役書店員の奮闘記。前例のない仕事にでも自治体や民間企業とタッグを組み全力で挑み続けるバイタリティー溢れる栗原氏。『お客様の側とすれば自分の引き出しにないものを見つけたときにこそ、おっという喜びを感じられる。そういう驚きを与えられる本を選び、その本を見つけてもらう演出をうまくやっていく。その為にも書店員は自分の世界観を広げてスキルを磨いている必要がある』『自分の経験を積み上げていくしかない』🔵循環型プロジェクト【象と花】素晴らしい取組。全国にも広まってほしい。2023/09/02

kuro

16
盛岡の老舗、さわや書店の現役書店員さんが書いた本。以前からカリスマ書店員を多く排出した企業文化なのか、主体性を持って仕事をしている姿に感心する。盛岡にジュンク堂ができたときは、本好きとして喜んでいたけれど、やっぱりさわやの売上への影響は大きかったんだなぁ。2024/08/09

ミヤビ

16
岩手県の「さわや書店」の外商員である栗澤氏は、「外商」という役割のなかから新たな収益源と地域での存在価値を切り拓いていく。 町の本屋が消えていくのが本好きとして悲しいことだったが、さわや書店のように、地元で生き残るための新たな企みを行っている本屋はどれくらいあるのだろう。潰れていくのをただ眺めるのではなく自分から動かなくてはならない。書店員は本を売るだけで留まらず新たな可能性が秘めている職種なのだと思った。これからも町から本屋がなくならないように本屋を積極的に利用し続けていきたい。2023/05/24

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