角川ホラー文庫<br> 迷い家

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角川ホラー文庫
迷い家

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041083949
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

昭和20年。疎開先で妹・真那子が神隠しに。11歳の少年・遠野心造は、妹を探し巨大な屋敷に足を踏み入れる。謎の犬「しっぺい太郎」に助けられ、怪異と戦う心造の胸には、いつしか紅蓮の野望が芽生え――

内容説明

山のお屋敷は人さ、とるのだぞ―。昭和20年の夏、疎開先で妹の真那子が神隠しに遭った。一本気な軍国少年・冬野心造は、妹を捜し、蕗の原に佇む巨大な屋敷に足を踏み入れる。逆さに吊られた血の滴る猿、どこまでも追いかけてくる髪の長い女…。謎の犬「しっぺい太郎」に助けられ、怪異と戦う心造の胸に芽生えた紅蓮の野望と、屋敷が共鳴する時、“何か”が起こる!民間伝承を取り込んだ、精緻にして規格外のホラー。

著者等紹介

山吹静吽[ヤマブキセイウン]
1987年、京都府に生まれる。龍谷大学法学部卒業。現在、リハビリ介助を行う介護士として勤める。2017年、「迷い家」で第24回日本ホラー小説大賞“優秀賞”を受賞し、同作単行本でデビュー。日本の民話や伝承を愛する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

79
疎開先で行方不明になった妹を探して少年は“迷い家”に招き入れられる。そこは御伽草子の宝物が…昔語りの妖怪が…集められた魔処…しつぺい太郎に導かれて辿り着く結末の前段と、忘れ去った過去に誘われて養父と共に“迷い家”を再訪する嘗ての少女を描いた後段、館の静謐な恐怖と相反する妖怪たちを絡めたホラーなパートのエンタメ迫力もさることながら、終戦に取り残された少年の戦後の所謂戦争を知らない、平成に下っては他人事、知ろうともしない私達日本人に投げ掛けられたメッセージが深いと感じさせられた。2019/10/28

おかむー

76
闇の這い寄るホラーかと思いきや、数々の霊宝を駆使して妖怪屋敷を生き延びるホラーチックアドベンチャーでしたよ。『よくできました』。一部では二次大戦末期に疎開先で神隠しに遭った妹を探して「迷い家」へと足を踏み入れる軍国少年・心造。しかし得体のしれない恐怖に怯えるホラーは序盤まで、見覚えのある名前が並ぶ零宝の目録から風向きが変わり、「しっぺい太郎」の登場で冒険物語にシフトチェンジ。二部では大きく状況を変えるもダイナミックな結末で読み応えは充分。とはいえ恐怖に震えるホラーを期待する読者には肩透かしかも?2020/01/26

眠る山猫屋

71
帯にある三人の先生方の言うとおりだな!少年が戦中疎開先で妹を探して迷い込んだ〝迷い家〟。近いところでみれば双亡亭か、クトゥルーにドラえもん要素も満載。エンタメとして最高でした。脱出不可能の太古から存続する迷宮に潜むあやかしと霊宝の数々、キャラクターに感情移入し辛いものの、エンタメ感の激流にサクサク読めました。二部構成もダレずに良い。そしてあの人は・・・天邪鬼として存在し続けているのですね・・・。2019/10/15

cryptoryou

38
戦時中の疎開先で行方不明となった妹を探しに入った山中で、目の前に突如として現れた巨大な屋敷に迷いこみ囚われる少年。そこは霊宝や妖を封じ込め、現実世界から隠匿された異界、行き場をなくしたモノたちが辿り着いた、どこか物悲しくも圧倒的な妖の世界だった。ホラー的な怖さは無かったけど、民話や民間伝承を元にした世界観は、けっこう好みで楽しめました。しょっちゅう出てくる宝の解説文は読み辛かったけどね。2020/04/17

かめりあうさぎ

29
初読み作家さん。終戦間際の昭和20年、東京から地方に疎開した先である日突然ひとりの少女が消えた。その少女の兄は妹を探し山に分け入るがやがてある家に辿り着く。その家とは果たして…。あまり読んだことのないジャンルだったのでかなり戸惑いました。ホラーのようなファンタジーのようなダンジョン攻略ゲームのような感じとでもいいましょうか。霊宝などの説明が淡々と差し込まれていてその分量もかなりあるので、小説というよりゲームの感覚が強く残ったのかもしれません。2019/10/18

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