感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
evifrei
8
資料集。カバラを中心に解説する。(このシリーズにカバラの回は別にあったような気がするが…。)カバラはユダヤの口伝の中心概念だ。抽象的で難解なのは一つの特徴といえるだろう。しかし、本書で指摘される通り日本では研究が随分遅れている。私もルリアを主導者とする伝統的なカバラしか知らなかったのだが、現在ではカバラはどんどん複雑化しているらしい。図によると生命の樹が2つ並んでおり、その間をパス(小道)で繋いでいるものも。さすがに本書では新しいカバラについてまで解説されておらず、その意味しているところは解らなかったが。2019/12/31