出版社内容情報
人気のない池で10歳の少年の溺死体が発見された。10年後、犯行を疑われた幼馴染み3人組の前に謎の男が現れ自白を迫った。男の登場によって彼らの日常は狂い始める。事件に隠された驚天動地の真実とは?
内容説明
ひと気のない公園の池で10歳の少年の溺死体が発見された。少年をイジメていたクラスメイトの悪童3人組は事件への関与を疑われることを恐れたが、真相は曖昧なまま事故として処理される。ところが10年後、少年の幼なじみを名乗る男が3人の前に現れ罪の告白を迫ってきた。次第に壊れゆく3人の日常。果たして少年を殺したのは誰なのか。人間の本性を暴き出し、二転三転しながら迎える衝撃の結末。予測不能の神業ミステリ!
著者等紹介
浦賀和宏[ウラガカズヒロ]
1978年神奈川県生まれ。98年、「記憶の果て」で第5回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっちゃん
51
ページ数が少ないのに、かなり詰め込まれた感のあるミステリー!最後は騙された!もう一度最初から確認せねばと思いつつ、その後で更に騙されるという踊らされ具合に自分に苦笑(笑)銀さんのカメオ出演に( ̄▽ ̄)2023/07/08
momi
47
この作品の著者が殺された!?十年前のいじめ事件…その事件に関わっていた悪童三人組。成人式を迎えた今突然三人組の前に現れた「八木」の存在が事件を忘れ普通に過ごしてきた三人組の生活をおびやかす…。さて…ラスト15ページの衝撃ねぇ…私は薄々気付いていたので…あぁ、やっぱりと思ったのだけど…最後にまたひっくり返されて…そこは気付けなかったところで思わず卑怯くさ〜っと声が出てしまった。笑。よくやってくれました…。2020/01/20
雪紫
44
密室本といいまた、浦賀さんは自分を殺したんか・・・しかも遺作になるとか。部分的には解けても完全解答は多分出来ないと思う。トリックのためにギリギリの綱渡りですべてを捧げた生前最後の作品。森さんのVシリーズは「シンプル・シャープ・スパイシィ」だけど、この本に付けても違和感はないと思う。2020/05/02
きっしぃ
43
読んだけど後半???で、解説読んで納得したけど、確認のために最初から読もう。作中で浦賀さん本人が死んでしまって、これ書いたあとに本当に亡くなってしまったから、現実もごっちゃになってしまう。。かなしい。。松浦純菜シリーズも安藤直樹シリーズもノベルスだけだから、最後まで文庫化してくれないかな。2020/06/22
cinos
42
話が複雑すぎて再読しないとと思いました。浦賀さんが亡くなられたので本当の話かと思いました(嘘)。解説の後のページが芸が細かいです。2021/01/03
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