出版社内容情報
捜査二課長としてB県警にやってきたキャリアの仁村恒一郎は、着任早々県知事の贈収賄疑惑を聞かされる。知事の有泉寛人が、県の労働委員会のポストを斡旋する見返りに介護会社社長・新原大輝から四百万円相当のリゾート会員権を受け取ったというのだ。事件化に向け動くなかで、仁村は新原のもとに送り込まれたスパイ・小山内景子を紹介される。一方、県警組織犯罪対策課の皆沢利道は、地元暴力団の抗争事件を追っていた。激化する抗争に巻き込まれ、一人の女が命を落とすが、殺された女が小山内景子だったことが判明。二つの事件がつながったとき、あらわになる真実とは――。第一人者が徹底的な取材を元に描き出す、迫真の警察小説!
内容説明
捜査二課長としてB県警にやってきたキャリアの仁村恒一郎は、着任早々、県知事の贈収賄事案を手掛ける。知事の有泉寛人が四百万円相当のリゾート会員権を受け取ったというのだ。一方、県警組織犯罪対策課の皆沢利道は、地元暴力団の抗争事件を追っていた。激化する抗争の果てに、一人の女が命を落とす。彼女は仁村たちに情報を上げていたエス(スパイ)だった―。二つの事件がつながるとき、あらわになる真実とは。第一人者が徹底的な取材を元に描き出す、迫真の警察小説!!
著者等紹介
安東能明[アンドウヨシアキ]
1956年、静岡県生まれ。94年『死が舞い降りた』で日本推理サスペンス大賞優秀作、2000年『鬼子母神』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。10年には「随監」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞した。書き下ろし警察小説を中心に活躍を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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