出版社内容情報
赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
著・文・その他
内容説明
美咲の兄が殺人容疑で逮捕された。弁護士費用を出そうとしない義理の父親からお金を引き出すため、美咲は兄の弟分・中田を巻き込んで偽装誘拐を計画する。しかし誘拐犯役の中田は偶然居合わせた片山刑事たちに動揺し、美咲の近くにいたエミを連れ去ってしまった。事情を聞いたエミは、自分が愛人をする国会議員に身代金を要求すればいいと協力を申し出るが…。猫のホームズの推理が冴えわたる、シリーズ第42弾!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
55
入院して犯罪歴のある兄の弁護費用のため、妹の美咲が企てた誘拐劇。 それが周りに回り、議員だったり、スリの常習犯だったり、片山たちを巻き込む。 誘拐を利用しようとする思惑が殺し屋を出したりする顛末だが、その殺し屋の意外な正体。 石津の早食いが今作も出るが、ポケットに入ってる時点で犯人に気付かないのはさすがに無理がある気がね(笑)2024/05/21
読書好き・本屋好き堂
5
シリーズ第42弾。 しばらくほっこりとした本しか読む気になれず、久々にミステリー😊 三毛猫シリーズは面白いから、久々ミステリーにはもってこい✨ 相変わらず、思わぬ結末だったけど😅 それにしても、石津の恋はいつ実るのだろう🤭笑2024/01/20
a
4
偶然の重なりでドタバタという三毛猫ホームズシリーズらしいやつ。2022/12/03
読書大好きユウキン
2
東野圭吾さんの作品は読んでいくうちに本の世界に入っていき、まるで自分も事件の現場にいる感じがし、臨場感があってとてもいいですが、 赤川次郎さんの作品は作品で、臨場感を感じることができたので面白かったです。 ホームズが最後自殺を阻止したのはカッコ良かったです。(自殺をしようとした人の名前はあかしません)2022/04/20
コトラ
1
すごく面白かった。 展開がコロコロ変わっていくから、読んでいて楽しい1冊。 最後はちょっと切なくて、三毛猫ホームズシリーズらしいなと思ったり。2019/10/05