出版社内容情報
彼女を想うと、僕はいつでもはじめに、あの真っ白な月のことを思い出す――『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の浅原ナオトが瑞々しく描く、これ以上ない熱くて切ない、僕たちの青春。その夏、いつもブルーハーツの曲が流れていた……。
「月に人が住む王国があるの、知ってる?」――青春を無防備に過ごすヒロトの前に現れた一人の少女。何でも自分は月の王国の女王の娘で、間もなく月に帰らなければならないという。しかし、現実にはそんなことはあるはずもなく、何か事情がありそうで……。謎の少女に逆ナンされた少年と、特別な友情で結ばれた中学生たちが織りなす、卒業までの青春の熱きかけがえのないひと時。中学卒業と一緒に、僕たちは何を卒業するのだろう……。話題作『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の浅原ナオトが描く、誰も見たことのない感動の青春群像劇。
内容説明
「月に人が住む王国があるの、知ってる?」―卒業までのカウントダウンが始まる中三の春。ヒロトの前に突然現れた謎の少女ノゾミ。何でも彼女は月の王国の姫で、もうすぐ月に帰らなければならないのだという。そんな彼女のもと、特別な絆で結ばれたヒロトと3人のワケありな少年たちは、ノゾミを護るためのチーム「御徒町カグヤナイツ」を結成する。しかし、いつしかチームは、自分たちを縛るものから、本当の自分を取り返すための過激な冒険に挑んでゆくことに…。親の圧力に耐えるケイゴ、アイデンティティに揺れるソン、何者でもないことに苦しむカトウ、そして無為に日々を消費するヒロト。無敵で無防備な少年たちが、大人の階段へと歩み出す姿をオフビートに描く、とびきりロックな青春群像劇。
著者等紹介
浅原ナオト[アサハラナオト]
小説投稿サイト「カクヨム」に2016年10月より『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』を投稿開始、18年書籍化デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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