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出版社内容情報
「帰る準備」を進めてきた沙優のもとに、突如兄が現れる。すぐに実家に連れ帰るという兄を説得して、もらった猶予期間は1週間。その間に家に帰る覚悟を決めるため、沙優は吉田にゆっくりと過去を語りだす――。
内容説明
家出JK・沙優とサラリーマンの吉田、2人の同居生活は沙優の兄・一颯が訪ねてきたことで突然終わりを迎えることに。家に連れ戻されるまでに与えられた猶予は、たった1週間。吉田が自分にそうしてくれたように、自分自身としっかり向き合いたい。タイムリミットを前にして、沙優はゆっくりと口を開いた。「聞いてほしい。私の…今までのこと」学校のこと、友達のこと、家族のこと。沙優が何故家出をして、こんな遠く離れた街までやってきたのか。そして吉田と暮らした日々で、彼女が得たものとは―。サラリーマンと女子高生の同居ラブコメディ、急展開の第4巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
102
登場人物がよい人ばかりは続行中ですが、お母さんはやはり嫌な人なんでしょうね。。主人公の根底にある正しさがなんか目に見えた感じですけど、本当に二人の関係はこのまま行くんでしょうか。最終巻が早く読みたい。2021/07/06
海月
84
最終巻が発売前で再読しました☆半年位前のことで忘れてる箇所も多々あり人間やっぱり忘れるのが早いなと実感(笑) そんなわけで明後日最新刊の発売でエンディングがどうなるかとっても気になります。この巻はエンディングまでの一冊のプロローグできないものといっても過言ではないほど次回作に繋がってます。なのでまぁ最終巻だけ読む人はいないけどこれを読めば何十倍と次が期待できる作品ですね。 あー好きな作品が終わるって毎回悲しい気分になりますね…。2021/05/30
まっさん
69
★★★☆ 沙優の兄が訪ねてくるという気になる終わり方を迎えた3巻からおよそ二年の空白を経てようやく刊行された今巻。序盤から修羅場が始まるかと思いきや沙優の兄はかなり良い人で想像していた展開にはならずに一安心。と思いきやここにきて明かされる沙優の悲しい過去。この部分を軸に今巻は全体的にシリアステイストで話が進んでいき、徐々に吉田と沙優の別れが近付いてくる。恐らく次巻辺りで完結しそうだと思うが、彼らがお互いに納得出来る最適な未来を迎えることが出来るように祈るばかりである。2020/08/05
かんけー
68
読了♪沙優のお兄さんが直接吉田のアパートを訪ねて沙優を連れれ帰ろうとするが?其処から母親との確執云々の過去黒歴史が語られ、沙優の心の空虚感の大きさに吉田は戦慄し言葉にこそ出さぬも激しい怒りを覚える。沙優と吉田の微妙な関係性は過去巻でも色んな視点から描写されて、二人を見守る友人達はもう互いに強い絆が在るのだと二人の背を押してくれて。ラスト近辺、二人で星空を見上げる描写は秀逸。日常の何気ない事にこそ大切な事象が潜んでいると悟らせる♪沙優が実家に帰ってどう対処していくのか気になるが?次巻が楽しみです♪→2020/08/02
よっち
64
沙優と吉田の同居生活を訪ねてきた沙優の兄・一颯。その終わりのタイムリミットを前にして、それぞれが想いを巡らす第四弾。明らかにされてゆく沙優の学校、友達や家族のこと。何故家出をして遠く離れた街までやってきたのか。現状のままではいられないということは誰もが感じていて、残り少ない猶予の中で三島の存在が効いてましたけど、途中まで存在感皆無だった後藤さんにもちゃんと見せ場があって、二人が同居生活をどのように決着させるのか、そしてこの物語の結末をどのように描くのか、とても難しいですがこれは著者さんの腕の見せ所ですね。2020/07/31
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