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角川文庫
ゴーストハント〈1〉旧校舎怪談

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784041082003
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

学校の旧校舎には取り壊そうとすると祟りがあるという怪奇な噂が絶えない。心霊現象の調査事務所である渋谷サイキックリサーチ(SPR)は、校長からの依頼で旧校舎の怪異現象の調査に来ていた。高等部に通う麻衣はひょんなことから、SPRの仕事を手伝うことに。なんとその所長は、とんでもなく偉そうな自信家の17歳になる美少年、渋谷一也(通称ナル)。調査に加わるのは個性的な霊能者たち。ミステリ&ホラーシリーズ第1弾。

著者等紹介

小野不由美[オノフユミ]
12月24日、大分県中津市生まれ。京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年作家デビュー。『残穢』は13年第26回山本周五郎賞を受賞。20年「十二国記」シリーズが第5回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミュポトワ@猫mode

226
ゴーストハント 1巻読了しました。が…これは本当に小野不由美の作品かと思ってしまうぐらいタッチが違う。小野先生の作品はかれこれ20作以上読んできていますが、ここまで軽いキャラクターを見たことがないので、そういう意味で度肝を抜かれてしまった。「なりけり」って…初期はこういう作風だったのか…?っで、内容としてはまぁ小野先生らしいホラーかなって感じ。怖いのは幽霊じゃなくて人間。これは小野先生のホラーを読むたびに感じるニュアンスだなぁと思います。今回はまぁジャブだろうと思うので、次巻も期待して読みたいと思います♪2020/09/20

Kazuko Ohta

158
本作が1989年に“悪霊シリーズ”の第1巻として刊行されていたことを解説を読むまで知らず。中山七里といい小野不由美といい、還暦だというのに高校生を主人公にしたシリーズを書けるなんて凄いなぁと思っていました。いや、今でもきっとお書きになれるでしょうけれど、道理でケータイもスマホも出てこないわけですね。麻衣の素振りが癇に障ったりしつつ、しかし彼女がこんなふうでなければ、基本的にホラーが苦手な私はビビって読めなかったかも(笑)。連絡手段に困る時代の話であっても過ぎ去る青春は同じ。何十年経とうが色褪せない楽しさ。2021/05/24

しゅう

142
小野さん続きで。元ティーンズ文庫とのことで、前読の営繕屋さんより怖くなく、解決で終わりで、ミステリー要素ありで、読みやすく面白かったです。次巻に取り掛かります。2020/08/06

ぴよこ

113
あの十二国記の作者の小野冬美先生の作品だ!と、いざ読んでみたらサラサラと読めてしまった。なんか、まだ小野先生は初心者なので次ゴーストハント2人形の檻行くぞ!!2020/11/27

セウテス

110
【ゴーストハント シリーズ】第1弾。渋谷サイキックリサーチ(SPR)は、高校の校長から旧校舎の怪異の調査依頼を受ける。高等部に通う麻衣は、ひょんな事からSPRを手伝う事になる。その所長は何故か17歳の少年渋谷一也、通称ナルと麻衣の出会いであった。校長はその後も次々と霊能力関係者を雇い、旧校舎には個性豊かな面々が揃う事となる。ホラーであるものの、論理的に怪異の理由を調べるナルの姿勢は好きだな。真相の為の伏線が、キチンと張ってある事もミステリに通じる。麻衣の心の声、ぼやき?が、面白くて仕方がない、癖になる。2022/03/06

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