角川文庫
ロード・エルメロイ2世の事件簿〈3〉「case.双貌塔イゼルマ〈下〉」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 289p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041080764
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ロード・エルメロイII世は美しき殺人劇の幕を下ろす!

内容説明

至上の美を体現する、双子の黄金姫と白銀姫。そのお披露目で起きた殺人事件は、アトラム・ガリアスタ、冠位の魔術師・蒼崎橙子の乱入により混迷を極めることとなる。エルメロイ教室の弟子・フラットとスヴィンは師の制止を振り切り、これらに対抗すべく魔術戦を開始する。激しい戦いの中、エルメロイ2世はライネスにかけられた殺人の疑いを晴らすことはできるのか。陰謀と闘争が交錯する美しき殺人劇に、決着の時が迫る。

著者等紹介

三田誠[サンダマコト]
TVアニメ化された『レンタルマギカ』のほかに『クロス×レガリア』など、ライトノベルの執筆を中心に活躍。多岐にわたり活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

57
ガリアスタ率いる魔術師達の襲撃を受け、迎撃に向かうエルメロイ教室とイゼルマ。更に混沌化する戦場に封印指定者・蒼崎燈子も参戦し…。時計塔最高の魔術師である幻の『冠位』の名に恥じぬ圧倒的な魔術によりたった一人で戦場の趨勢を支配する燈子の異常な強さが際立っており、グレイにロンゴミニアド解放を決意させる程の魔術戦が非常に見物。イスカンダルのマントを賭けた推理でのエルメロイⅡ世の魔術や人の情念を解剖していくかのような語り口がお気に入り。ガリアスタがここで予定通りジークフリートの聖遺物を入手出来ていればあんな事には…2019/08/19

南北

53
シリーズ3作目。今回はグレイが語り手です。上巻に続いて謎解き編かと思ったら、戦闘シーンもあって圧倒されました。橙子さんがあんなことになってしまうとは・・・。スヴィンやフラットの活躍もあり、なんとか解決しますが、ロード・エルメロイⅡ世が魔術師としては二流でも弟子の育成には才能があることがよくわかります。2019/09/01

たち

37
蒼崎橙子という得体の知れないキャラがとても印象に残りました。ラストのバトルシーンは熱くなりましたが、絵面を想像すると、気味が悪いですよね。この下巻は上巻で起こった殺人事件の解決編ではあるのですが、『魔術師の関わった事件での鉄則フーダニット、ハウダニットに意味は無く、信じられるのはホワイダニットのみ─』と言うことを実感させられました…。2021/04/18

りんご

34
フラットとスヴィンの活躍も含めて今回はバトルが多め。そのため彼らの天才っぷり、そして彼らを上回る、あの人の化け物っぷりがまざまざと実感できた。また殺人事件の方も綺麗に完結した。魔術師らしくもあり、人間らしくもある事件だった。また今回はⅡ世の覚悟や、グレイが自分で考えて人助けをするシーンなど見所がたくさんあった。それにエルメロイ教室のメンバー皆魅力的。バトルが多めなのでアニメで見てみたかったけど、やっぱり映像化は無理だよね。2020/01/03

雪紫

26
立ち読みで読了。橙子さんがほとんど持って行き過ぎだろ・・・空の境界よりタチ悪くなってません?UBWアニメで見た時はアドラムはざまあ要員だったけどこういう面があったのね・・・てか、下手すれば事件が霞むくらいにバトル展開や事件後の展開濃いですな。だからか結末に和む。和むわ。2019/07/19

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