めぐり逢いサンドイッチ

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041079430
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

忘れていた幸せの味、思い出してみて。
子供のころの記憶に苦しむOLや、父の再婚に悩む少女──
迷える人々の心を、絶品サンドイッチが癒やします。

大阪の靱公園にある『ピクニック・バスケット』は、開店して三年を迎える手作りサンドイッチの専門店。蕗子が、姉の笹子──笹ちゃんのこの店を手伝いはじめて、半年になる。
笹ちゃんは店を訪れた人たちの、具材への思いや記憶、そして物語をやさしくパンにはさんで、誰が食べてもなつかしいような新しいような、そんなサンドイッチをつくっているのだ……。
おっとりした姉としっかり者の妹、店を訪れる個性的な人々──常連客の小野寺さんやパン職人の川端さん──が織りなす、優しくも愛おしい物語。

内容説明

靭公園にある『ピクニック・バスケット』は、開店して三年を迎える手作りサンドイッチの専門店。蕗子が、姉の笹子―笹ちゃんのこの店を手伝いはじめて、半年になる。笹ちゃんは店を訪れた人たちの、具材への思いや記憶、そして物語をやさしくパンにはさんで、誰が食べてもなつかしいような新しいような、そんなサンドイッチをつくっているのだ…。おっとりした姉としっかり者の妹、店を訪れる個性的な人々―常連客の小野寺さんやパン職人の川端さん―が織りなす、優しくも愛おしい物語。

著者等紹介

谷瑞恵[タニミズエ]
三重県生まれ。三重大学卒業。1997年『パラダイスルネッサンス―楽園再生』で集英社ロマン大賞佳作に入選しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひさか

270
2019年5月角川書店刊。書き下ろし。シリーズ1作目。タマゴサンドが大きらい、ハムキャベツの隠し味、待ち人来たりて、はんぶんこ、おそろいの黄色いリボン、の5つの連作短編。大阪の靱公園近くのサンドイッチ店を営む笹子、蕗子姉妹とご近所の人達の人情仕事ストーリー。読み終えて気づきましたが、これってちょったしたミステリー仕立の展開になってるんだ。誰?、何故?、で始まって、そうだったんだ、そうなのかも知れない、というパターン。で、その過程と結果が面白くて楽しいです。2020/11/05

milk tea

158
優しいけどしっかりものの姉・笹子が作るサンドイッチにまつわるお話。印象に残ったのは「はんぶんこ」。小野寺さんがお父さんに会えますように。イワシのパズルの初老の男性がお子さんに会えますように。きっとコロッケが繋いでくれますね。ねこのコゲちゃんも可愛い。2019/10/14

うどん

153
優しいお話でほっこりしました☺️どれも美味しそうでお腹が空きます。2019/07/09

のぶ

151
読み終わって穏やかな読後感を覚えた一冊だった。舞台は大阪のとある場所。開店して三年を迎える手作りサンドイッチの専門店「ピクニック・バスケット」。店主は姉の笹子にそれを手伝う妹の蕗子。そんな店で起こるちょっとした出来事を綴った連作短編集。常連客の小野寺さんや、パン職人の川端さんに、猫のコゲらのキャラクターが加わって物語を繰り広げるが、店の清潔感と、登場人物の明るさが伝わってきて楽しい読書だった。舞台も状況も違うが、「かもめ食堂」を連想した。ただ、各エピソードはその場を癒すが、後には残らない気がする。2019/06/18

モルク

149
公園近くに姉妹で営む小さなサンドイッチ店の5つの連作短編集。姉笹子の作るサンドイッチが人々の思い出を結び、負の記憶をプラスのものに変えていく。関東と関西ではタマゴサンドが違うということを初めて知る。私はゆで卵のしか食べたことがない。卵焼きのサンドイッチに興味津々。姉妹とご近所さんなどまわりの人との繋がりがほっこりあたたかい。お客の希望を推理しサンドイッチに叶えていく笹子さんは素敵。シリーズものなのね。2作目も読んでみたい!2020/12/25

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