出版社内容情報
25年前の新聞社襲撃事件の背後には、驚くべき真相が隠されていた――。新聞社襲撃事件を調べていたジャーナリストの石丸が殺されていたことが発覚。彼は、実行犯の黒幕に迫ろうとしていた。また、事件を追う特命捜査室の北郷は、背後に原子力複合体が控えていると知り――。
森 詠[モリ エイ]
著・文・その他
内容説明
25年前の赤衛隊による東洋新聞襲撃テロを再捜査する特命捜査対策室7係の北郷。関係者が次々に不審な死を遂げていた。聞き込みの中で、電力会社元会長から、東洋新聞が「原発複合体」に逆らったため襲撃されたとの証言が。彼らは自らの権益を守るため、非合法な組織をも持つ団体だというのだ。だが、証拠となるデータが何者かに盗まれてしまい―。巨悪の裏に隠れた黒幕の存在とは!?実力派作家が放つ、壮大な本格警察小説。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
1941年東京生まれ。東京外国語大学卒。週刊誌記者を経て、小説を書きはじめる。83年に『燃える波涛』で第1回日本冒険小説協会大賞・感謝感激大長編賞を受賞、85年に『雨はいつまで降り続く』で第93回直木賞候補、95年に『オサムの朝』で第10回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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茉莉花
38
25年前の赤衛隊による東洋新聞襲撃テロを再捜査する特命捜査対策室7係の北郷。関係者が次々に不審な死を遂げていた。聞き込みの中で、電力会社元会長が、東洋新聞が「原発複合体」に逆らったため襲撃されたと証言し…。2021/05/21
JILLmama
32
テロからここまで話が広がるとは‼︎ 広がり過ぎてどうやって最後を締めるのだろうと 段々読んでいて不安になった。 日本がアメリカのいいなりってのは分かるけど、 そこまでとは...フィクションと言いつつ、 結構リアルな話なんだろうなぁと。 日本はずっとこのままなのかなぁ。2019/11/15
たーさん
15
新聞社襲撃事件は神奈川県警にまで飛び火し同じく未解決事件捜査室の海道警部と共同戦線をはる北郷警部補。執念の捜査の先に見えたものは? ストーリー自体はスケールがでかくて読み応え充分❗カーチェイスシーンも迫力があるんだけど全体的に昭和のサスペンス刑事ドラマの雰囲気が漂う。ホントにごめんなさい❗刑事たちの仕草がわざとらしく感じてしまいます。刑事達がステレオタイプに読んでいて感じてしまいました。ストーリー自体は警察小説の枠をはみ出した壮大な話な分そこが残念です。2024/05/05
フウミズ
2
good 95 作者は犬に強い?2023/07/24
nonnon
2
★★★★☆2021/08/16