出版社内容情報
日本中に、妖怪現る。京極史上最長、1900枚の超大作、第1弾!シリアの砂漠に現れた男。
旧日本兵らしき軍服に、五芒星が染め付けられた白手袋。
その男は、古今東西の呪術と魔術を極めた魔人・加藤保憲に、よく似ているように見えた――。
妖怪専門誌『怪』の編集長と共に水木プロを訪れたアルバイトの榎木津平太郎は、水木しげる氏の叫びを聞いた。
「妖怪や目に見えないモノが、ニッポンから消えている!」と。
だがその言葉とは逆に、妖怪が次々と姿を現し、日本は大混乱に陥ってゆく。
窮地に立たされた榎木津平太郎、荒俣宏、京極夏彦らの命運は!?
驚異の実名小説、ここに開幕!
<解説:朝宮運河>
序
壱 大翁、憂慮の程を表明す
貮 鸚鵡石、小童を顕現す
参 狂気と妖気、混濁す
肆 妖怪研究家、黄昏に咆哮す
伍 猟奇、日常に侵食す
陸 御意見番、小童を検分す
漆 怪談作家、幻滅す
捌 妖怪博士、絵巻を前に困惑す
玖 恠異の学徒、狼狽す
拾 妖怪専門誌編集者、紛糾す
解説 朝宮運河
京極 夏彦[キョウゴク ナツヒコ]
著・文・その他
内容説明
シリアの砂漠に現れた謎の男。旧日本兵らしき軍服に、五芒星が染め付けられた白手袋。その男は、古今東西の呪術と魔術を極めた魔人・加藤保憲であった!妖怪専門誌『怪』の編集長と共に水木プロを訪れたアルバイトの榎木津平太郎は、水木しげるの叫びを聞いた。「妖怪や目に見えないモノが、ニッポンから消えている!」と。だがその言葉とは逆に、妖怪が次々と姿を現し、日本は大混乱に陥ってゆく。驚異の実名小説、ここに開幕!
著者等紹介
京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
小説家・意匠家。1963年北海道生まれ。94年、妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞を受賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年遠野文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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