出版社内容情報
人生を変えてくれたのは、人間ではない何かでした――。ゾンビ、座敷わらし、泥田坊、邪鬼――。
彼らに出会ったら、何だか少し、変わるかも!?
人生を変えてくれたのは、人間ではない何かでした――。
『陽だまりの彼女』の越谷オサム最新作。
元恋人に再会した私。でも、彼はゾンビになっていて――。(「Surfin’ Of The Dead(邦題:サーフィン・ゾンビ)」
引きこもりの弟が恋したのは、座敷わらしだった!?(「弟のデート」)
怪しい男の声がする。通報を受けて倉庫跡地に行った市職員が出会ったのは――。(「泥侍」)
興福寺東金堂の四隅を護る四天王立像。彼らに踏まれ続けている邪鬼たちの冒険譚。(「ジャッキーズの夜ふかし」)
越谷 オサム[コシガヤ オサム]
著・文・その他
内容説明
ゾンビ、座敷わらし、泥田坊、邪鬼―。彼らに出会ったら、何だか少し、変わるかも!?人生を変えてくれたのは、人間ではない何かでした―。
著者等紹介
越谷オサム[コシガヤオサム]
1971年東京生まれ。2004年『ボーナス・トラック』で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。11年『陽だまりの彼女』が啓文堂書店「おすすめ文庫大賞」を受賞しベストセラーとなり、後に映画化される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
122
'まれびと'なる既にこの世に存在しないモノ達とのユーモア溢れる出来事を綴った短編集です。ありえない話ではありながら、不思議と読んでいてほっこりできるステキな一冊でした。中でもぶっちぎりで良かったのは他の方のレビューにもありますが、やっぱり「弟のデート」ですね。まさかまさかのつかみから、なんだかこういうコトがフツーにあったりするんじゃないかなととても自然に思わせてくれます。「泥侍」もその名のとおり?あえての泥臭さについついひきこまれます。夏のこの時期に読むにはサッパリとスッキリした作品でオススメですね。2022/07/29
ゆみねこ
106
ゾンビ・座敷わらし・泥田坊・邪鬼、人ならぬものたちを描いた4つの短編。どれも面白くて、読みながらニヤニヤしたり、うるっとしたり。重い読み物の間にお薦めですよ♪2018/11/18
みかん🍊
105
元カレのゾンビ、引きこもりの弟と友達になった座敷童、ショッピングモールの建設予定地に現れた泥田坊、奈良の興福寺の四天王立像に踏まれ続けている邪気、というと恐ろし気だが全然怖くない、飄々としていたり心優しかったりどれも愛すべき妖怪たち、どれも甲乙付けがたく面白かった、良かったです。奈良へジャッキーズと鹿に会いに行こう!2019/03/25
ダミアン4号
102
♪ゾンビだ~って わらしだ~って ジャぁーキぃーズだって~ みんなみんな生きているんだ “まれびと”な~んだぁ~(笑)実に楽しい物語(短編集)でした。キー・キャラクターはいわゆる“魑魅魍魎、妖怪の類”…ゾンビになったサーファー、引きこもりの少年が恋した座敷童、市役所職員のご先祖様の泥田坊、興福寺の四天王像の足元にはジャーキーズ!(笑)どのストーリーも湿っぽくなくってイイ!妖怪達が、とにかく“前向き!もしかすると死んじゃった事を悔やんでないのかも?(そりゃ無いか…)読了して“ほっこり”した気分になりました。2019/01/29
ダイ@2019.11.2~一時休止
101
短編集。まれびと(人外)が出てきますが越谷さんらしいテイストで怖い話ではなく、イイまれびと達?です。ゾンビの話が一番良かった。2018/11/27