角川スニーカー文庫<br> キミの忘れかたを教えて

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角川スニーカー文庫
キミの忘れかたを教えて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 292p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041070918
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

俺は死にゆく身、なのにキミは何度もそれを許さない――青春感動巨編、開幕「残された余命は半年――、俺はこのまま死ぬつもりだった」

大学を中退してニートとなり、生きる価値がないと感じていた松本修は、昔からの悪友・トミさんの誘いで母校の中学校を訪れる。
そこには芸能人となってしまった因縁の幼馴染み・桐山鞘音がいて……。この出会いが再び修の運命を突き動かす。

『天才ゆえの孤独を抱えたヒロイン、凡才ゆえに苦悩する主人公。二人のすれ違いと、遠回りな青春に引き込まれました』
『逃げて逃げて、逃げ続けたクズに残った一つの約束。胸が熱くなりました』 発売前から感動の声多数。

掴めなかったチャンス、一度何かを諦めてしまった人に贈る、大人の青春物語。

あまさきみりと[アマサキミリト]
著・文・その他

フライ[フライ]
イラスト

内容説明

「残された余命は半年―、俺はこのまま死ぬつもりだった」大学を中退してニートとなり、生きる価値がないと感じていた松本修は、昔からの悪友・トミさんの誘いで母校の中学校を訪れる。そこには芸能人となってしまった因縁の幼馴染み・桐山鞘音がいて…。この出会いが再び修の運命を突き動かす。『天才ゆえの孤独を抱えたヒロイン、凡才ゆえに苦悩する主人公。二人のすれ違いと、遠回りな青春に引き込まれました』『逃げて逃げて、逃げ続けたクズに残った一つの約束。胸が熱くなりました』発売前から感動の声多数。掴めなかったチャンス、一度何かを諦めてしまった人に贈る、大人の青春物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ami*15

57
「逃げ続けているゴミクズ男」という鞘音が修に言った言葉がまず心に刺さりました。でもこの言葉には鞘音がシンガーソングライターとしてメジャーデビューしてからも大切にしてきた修への思いが込められているように感じられ、鞘音の気持ちを知り、過去と向き合いながら生きる価値に気付いていく修の姿がとても印象に残りました。夢と現実は違っても、大切な人がいればどんな状況でも夢を追い続けることができる、そんなことを感じた物語でした。確かに今作は序章に過ぎないと思ったし、彼らが何を築いていくのかその後の物語も見てみたいです。2018/09/09

まりも

48
余命半年を宣告された青年が、母校の中学校で幼馴染と運命の再会をする青春物語ここに開幕。あらすじからありがちな御涙頂戴系の青春物語か?と思ったそこの貴方。この作品はそんな単純なものじゃない。人生の中で一度でも何かを諦めたり、挫折した経験がある人なら主人公の弱さを馬鹿にする事は絶対に出来ないし、彼の姿にきっと感情移入できる筈だ。大切なモノは失って初めて分かる。その痛みを知っているからこそ、修はあのチャンスを掴み、生きる力をそして希望を取り戻したんだろう。素敵な幼馴染と心にグッと来る青春。良い1冊だった。2018/09/05

よっち

46
余命半年を宣告されて大学を中退し実家でニートと成り果てた松本修。昔からの悪友・トミさんの誘いで母校の中学校を訪れた修が、かつて突き放した因縁の幼馴染・桐山鞘音と再会する青春小説。人生に絶望して投げやりな日々を送る修の後悔と、シンガーソングライターとして不調に陥り戻ってきた鞘音の覚悟。トミさんを介して昔のような不器用な二人の交流が再開して、鞘音と最後の共演のために覚悟を決めて自らを追い込んでゆく修。その過程で取り戻してゆくお互いの大切な想いと、彼らの決意がもたらしたエピローグにはぐっと来るものがありました。2018/08/30

かんけー

45
凄く面白い!(^_^)v修と鞘音の純粋な想いが瑞々しく眩しい(*^^*)「約束の日」逃げ出してしまった一人のクズ男?との卑下から始まるプロローグ。その青臭い表現の裏には愛しい人に対する、ネガティブな優しさが隠されて?修の想いも兎も角⁉鞘音の声に成らない行動パターンが苦笑で♪ホント無器用な二人(^_^;)地元ローカル色を上手く表現し季節感も相乗効果に上乗せして更にキャラクターの位置付けと性格迄も突っ込みの仕様がないとこも見事♪過ぎて!悪い人はゼロで。元ヤン、トミ兄さん♪w方言丸出し♪でも頼れるイケメン?→2018/09/09

ℳℯ

34
★★★★☆ 難病を患い余命を宣告された松本修と、因縁の幼馴染・桐山鞘音の青春恋愛ストーリー。どちらかというとスターツ出版などが出していそうな話だったのだが、十分に面白かった。トミさんなどのサブキャラの存在が温かく、その分修と鞘音の過去と今に心を動かされた。特に「最後に笑って、死ねるように」と「俺が生きていることで、幸せになってくれる人がいるのなら」の対比が好み。ただ、鞘音が修の余命に関して知らないまま物語が終わったのが物足りなかったので、二巻の展開については期待をかけて読みたいと思う。2021/03/06

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