出版社内容情報
銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」、4人組が巻き込まれたバラバラな事件と奇妙な連鎖を始め・・・。絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽妙な長編サスペンス!
内容説明
人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野は「幻の女」を探し、正確無比な“体内時計”の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリの久遠は殴打される中年男に―史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。だが、華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」と奇妙な連鎖を始め…。絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽快サスペンス!伊坂ブームの起爆剤にして、映画化で話題の「陽気なギャング」ここに待望の復活。
著者等紹介
伊坂幸太郎[イサカコウタロウ]
1971年、千葉県生まれ。’95年東北大学法学部を卒業。’96年、サントリーミステリー大賞で「悪党たちが目にしみる」が佳作に。2000年、『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してデビュー。吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞候補にも連続して上る、各ランキング常連の注目株(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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片手間に読んだ本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
160
シリーズ3作目を先に予約しちゃったので、急いで読まなきゃ!と図書館からお連れしてきた。今回は「自主的に」誘拐事件に巻き込まれる、の巻。前半の何気ない出来事が、後で重要な伏線だった!と驚かされるパタパタとドミノが倒れるようなお見事な展開。そしてあの珍妙かつ絶妙な会話。社長令嬢と久遠の銀行強盗を語る件にはもう大爆笑。詰めの甘過ぎる犯人の小西さんと大田さんも、どこか憎めず、またどこかで会いたいなあ。2015/11/01
再び読書
145
読めば読むほど作者の遊び(伏線)がわかるのだろうが、少しペースを落として切れ切れに読んだため、自分に不満が残る。再読に挑戦したい。2012/11/10
えむ
106
あとがきに寄れば第一章の短編4編を書き、第二章以降は書下ろしとなっています。見事な作品でした。銀行強盗に関しては呆気ないものでしたが、随所に四人のキャラが溢れていて、「あぁ、陽気なギャングだ」という読後感があります。第一章でカジノに触れたのでカジノを襲撃するのかと勝手に考えていましたが、そんなギャンブルはしない4人組なのでしょう(成瀬は絶対に計画しないだろう)。2016-112016/02/08
Yuna Ioki☆
105
1389-85-46 ☆メディアミックスフェスNo.2☆ 伊坂幸太郎氏らしい作品。ストーリーを追うよりもギャングたちのかけあいを楽しむシリーズ。色々と煙に巻かれた気がする(¯―¯٥)2016/04/25
itoko♪
103
シリーズ第2弾。前作と間を開けずに読んだので、キャラ設定や4人の立ち位置や関係性も良く分かり、存分に楽しめました。こんなにも伏線だらけの作品って、今まで読んだことがなく、関係性のなさそうなことすら伏線で、後々スルスルと回収されていく様が、快感!響野と久遠の会話がいちいち面白くて、クスクス笑いが止まりませんでした。3巻も早く読みたい!2015/11/26
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