出版社内容情報
将棋の駒が解決の鍵となるか……連続予告殺人に、十津川警部が挑む!東京の郊外で一人の男が爆死した。身元不明の被害者には手錠がはめられており広間にはマス目が描かれていた。広間のマス目と散乱した駒から将棋盤を連想した十津川警部は将棋の駒に隠された犯人の謎に挑む!
西村 京太郎[ニシムラ キョウタロウ]
著・文・その他
内容説明
東京郊外の別荘で、爆死体が見つかった。現場の床には、白線で将棋盤の一角が描かれており、十津川警部らは、人間詰将棋を模したと推測。庭から「第一の復讐に使用すること」と書かれた桐箱が見つかった。数日後、捜査本部に「房総のコイトで2人目を殺す」という手紙が届く。千葉県警に連絡を取るが、大原の海岸で、のどの奥に銀将の駒を詰まらせた男性の死体が発見され―。駒に秘められた70年前の戦争の惨劇を、十津川警部が暴く!
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鉄人28号
6
☆☆☆ 冒頭から、遺体の周辺に残された将棋の駒や殺害動機、犯人像などについての謎に惹かれて読み進んだ。大東亜戦争中のニューギニアにおける守備部隊の悲劇もモチーフになっていた。ストーリーとしては面白かったが、結末が物足りなかった。2019/07/11
higassi
3
★★☆☆☆ たまには西村京太郎作品をと手にした一冊。序盤からの興味を惹かれる展開は流石だが、大平洋戦争と絡めだしたあたりから、ちょっと無理のある感じが。犯人の人物像も描写が少なく尻切れトンボな印象で残念。2018/09/26
aaboo
2
最後が尻切れトンボだったような気がする。2023/04/04
史
2
スケールが狭くて広い。2019/11/17
あきさん
2
よくわからない話のまま終わってしまった・・。感想の書きようもない。2018/12/07