角川文庫<br> VTJ前夜の中井祐樹―七帝柔道記外伝

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VTJ前夜の中井祐樹―七帝柔道記外伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041070000
  • NDC分類 789.2
  • Cコード C0195

出版社内容情報

この奇跡を、私が書かないで、いったい誰が書いてくれるというのか――総合格闘技の黎明期に命を懸けて戦い、“400戦無敗の男”ヒクソン・グレイシーが「真のサムライ」と讃えた男を描く表題作。執念と努力の人、堀越英範の生き様を追う「超二流と呼ばれた柔道家」。東孝、猪熊功、木村政彦ら格闘家の生と死を見つめる「死者たちとの夜」。そのほか、著者の自伝的青春小説『七帝柔道記』の登場人物で、モデルとなった同期・先輩との対談を収録。人間の生きる意味に迫った、傑作ノンフィクション集。

増田 俊也[マスダ トシナリ]
著・文・その他

内容説明

総合格闘技の黎明期に命を懸けて戦い、“400戦無敗の男”ヒクソン・グレイシーが「真のサムライ」と讃えた男を描く表題作。執念と努力の人、堀越英範の生き様を追う「超二流と呼ばれた柔道家」。東孝、猪熊功、木村政彦ら格闘家の生と死を見つめる「死者たちとの夜」。そのほか、著者の自伝的青春小説『七帝柔道記』の登場人物で、モデルとなった同期・先輩との対談を収録。人間の生きる意味に迫った、傑作ノンフィクション集。

目次

VTJ前夜の中井祐樹
超二流と呼ばれた柔道家
死者たちとの夜
対談 和泉唯信×増田俊也「思いを、繋げ」
対談 増田俊也×山田直樹「29年目の青春の決着」

著者等紹介

増田俊也[マスダトシナリ]
小説家。1965年愛知県生まれ。北海道大学中退。中日新聞社在職中の2006年『シャトゥーン ヒグマの森』で第5回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で第43回大宅賞、第11回新潮ドキュメント賞をダブル受賞。13年『七帝柔道記』で第4回山田風太郎賞最終候補。16年に四半世紀勤めた中日新聞社を早期退職し、専業作家になった。現在、各社の文芸誌で小説を精力的に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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rosetta

39
作者は学年では三つ下になる。物凄くありふれた言い方をすれば増田俊也にとって「人生に必要なことは全て北大柔道部で学んだ」ということになるだろうか。バーリトゥードジャパン95で戦った北大柔道部の後輩中井裕樹のドキュメンタリーを初めとした3本の短いノンフィクションに、『七帝柔道記』の和泉主将と沢田のモデルの山田直樹との対談。やはりこんな濃密な人間関係は熱いし羨ましい、絶対自分には柔道なんて無理だけど。2024/02/14

秋 眉雄

29
表題作はもちろん、対談二つもホントによかったのですが、『死者たちとの夜』読んでいる最中は鳥肌立ちっぱなしでした。誰にでも、色んな分野にそれぞれ魂を震わせてくれる書き手というものがいるとおもうのですが、僕にとっての増田さんは間違いなくその一人です。『木村精政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』、以前読んだときにはその分厚さ(色んな意味での)にただただ圧倒されてしまったけど、もう一度読み直してみたくなりました。2020/08/19

taku

18
いいねえ。著者の感傷的な部分と飄々とした部分が同居していて、『七帝柔道記』『木村政彦は─』を夢中で読んでいた熱が再び湧いてくる。表題作は、もっと読ませてくれと思うぐらい気持ちが入った。読後は中井とゴルドー、ヒクソン戦の動画へ直行。日本のMMA黎明期の空気を思い出す。「超二流の柔道家」は堀越英範。古賀稔彦から背負いで一本。こちらも映像とあわせて感慨深い。和泉さんは『七帝』のイメージ通り、言葉から雰囲気が伝わってくる人だ。狂おしいほどの熱中、全力の悔しさと苦しさゆえの輝き。濃い時代を駆けた人達。2026/06/29

キタ

16
この時代の中井祐樹がリアルに分かってありがたい。2026/09/13

jjm

16
「人間の生きる意味に迫った、ノンフィクション集」(背表紙より)著者があとがきに書いている通り、テーマは生と死のあり方を問い続けるということだと思う。タイトル作品は日本のブラジリアン柔術および総合格闘技の中興の祖である北大柔道部出身の中井さんの話。七帝柔道の仲間を若くして二人亡くし、自らも試合中の相手の反則行為で失明という大怪我を負われた。著者の柔道部の先輩和泉さんの「思いは繋がる」は彼らの置かれた立場を考えると言葉にならない。七帝柔道記の中で柔道部を途中退部した<<沢田>>こと山田さんとの対談も興味深い2024/03/30

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