出版社内容情報
連続殺人事件の真犯人は……!! サスペンスの極意が味わえる短編集夏の暑い夜、25歳になるOLの田沼順子は人気のない公園で、洋弓を銃のようにした〈ボウ・ガン〉で殺された。続いてキャバクラのダンサー不二子が、新宿の公園で殺される。事件はこれだけで終らず、第3、第4の殺人が……。若い女性だけを狙う殺人魔の仕業か? 被害者の共通項がみつからず、難行する捜査。そしてまた、あの暑くるしい夜がやってきた――。十津川と亀井の名コンビの推理が冴えわたるスペンス・ミステリー。
西村 京太郎[ニシムラ キョウタロウ]
著・文・その他
内容説明
東京で若い女性が殺害される事件が続いていた。3人の被害者には、ボウ・ガンで殺された以外に共通点は見つからない。しかし、十津川警部と亀井刑事は、「新宿」というキーワードを見つけて…(「夜ごと死の匂いが」)。私立探偵の秋葉京介の下に、歌手の浅井京子のボディガードの依頼が来た。渋々引き受けた秋葉だったが、事務所は爆破され、浅井も行方不明になってしまう。隠された真相に迫る(「危険なスポットライト」)。全7編。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いづむ
10
全7編収録の短編集。昭和に発表された作品なので、今の技術をもってすれば簡単に解決できそうな事件もあり、そんな制約の中で事件解決する過程が新鮮で面白い。日本経済が成長し続けて人々が色々な趣味に興じたり悪く言えばガツガツした雰囲気がただよっているのも懐かしいような複雑な気持ちになる。違法と合法を行き来しながら怖いもの知らずの活躍を見せる私立探偵秋葉京介の物語をもっと読みたくなった。(自分メモ:出張中に広島県竹原市のブックメイトかめおで購入)2022/06/12
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
5
平成30年 5月25日 改版 初版。。。旧版で読み済み。2018/06/08