出版社内容情報
娘を守るため――。旗本の地位を捨て、尾張家家老の家来として奮闘する!直参旗本の次男、高見沢彰吾は、忘れ形見の娘の為に、旗本の身分を捨て陪々臣として生きる道を選んだ。与えられた役目は、他家との外交役。懸命に仕事に取り組む彰吾に、思いもよらぬ事件が――。
経塚 丸雄[キョウヅカ マルオ]
著・文・その他
内容説明
11代家斉の時代―江戸一番町の直参旗本家の次男として太平楽を送っていた高見沢彰吾。だが、兄に男子が生まれたことで厄介者となり、妻の忘れ形見である娘・志摩と家を出なければならなくなった。身分を捨てて尾張家家老・成瀬家の家来となった彰吾は、早速、中屋敷の用地買収を命じられる。屋敷奉行の兄とのつなぎ役として召し抱えられたわけではないと奮起する彰吾だったが、なぜか情報が漏れて思わぬ横槍が入り…。
著者等紹介
経塚丸雄[キョウズカマルオ]
中央大学法学部卒。脚本家として活躍し、主な担当作品に映画「連弾」(第25回城戸賞入選)などがある。2016年、時代小説家デビューとなった「旗本金融道」シリーズが、翌年、第6回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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