角川文庫<br> 焼肉ドラゴン

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角川文庫
焼肉ドラゴン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041069066
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

たとえ、昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる……万国博覧会が催された1970(昭和45)年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。
関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花、梨花、美花の三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。
失くした故郷、戦争で奪われた左腕。つらい過去は決して消えないけれど、“たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる”それが龍吉のいつもの口癖だった。
そして店の中は、静花の幼馴染・哲男など騒がしい常連客たちでいつも賑わい、ささいなことで、泣いたり笑ったり??。
そんな何が起きても強い絆で結ばれた「焼肉ドラゴン」にも、次第に時代の波が押し寄せてくるのだった??。伝説の舞台を演出家自ら映画化&小説化!

鄭 義信[チョン ウィシン]
著・文・その他

内容説明

万国博覧会が催された1970(昭和45)年、高度経済成長に浮かれる時代に取り残されたような貧しい町。そこでちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む龍吉と妻・英順は、静花、梨花、美花の三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。梨花と結婚した幼馴染の哲男は、静花のことが忘れられない。やがて静花に求婚者が現れ―しんどい今日を笑い飛ばし、歌い踊って明日を迎えよう。人生という災厄に立ち向かうすべての人たちへの応援歌。

著者等紹介

鄭義信[チョンウィシン]
1994年に「ザ・寺山」で第38回岸田國士戯曲賞を受賞。その一方、映画に進出し同年『月はどっちに出ている』の脚本で、毎日映画コンクール脚本賞、キネマ旬報脚本賞などを受賞。98年には、『愛を乞うひと』でキネマ旬報脚本賞、日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第1回菊島隆三賞、アジア太平洋映画祭最優秀脚本賞など数々の賞を受賞した。「焼肉ドラゴン」では第8回朝日舞台芸術賞グランプリ、第12回鶴屋南北戯曲賞、第16回読売演劇大賞大賞・最優秀作品賞、第59回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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しんごろ

169
在日韓国人で焼き肉屋を営む家族の波瀾万丈な話!破天荒な感じの家族に、めちゃめちゃな常連客。それはもう毎日が大騒ぎ。当時の時代背景を学ベながら、その時代を生き抜く逞しさは、たとえ貧しくても力強いですね。『生きることが辛いとか 苦しいだとか言う前に 野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ』と松山千春の歌を思い出す。登場人物はぶっ飛んだ個性豊かな連中が多いですが、父の龍吉は一家の大黒柱と真が通ってるという感じで好きかな。物語を通して、どんな環境でも生きてたらなんとかなるさということを学んだ気がします。2019/03/17

しいたけ

103
「貧しい韓国人と、貧しい日本人が肩を寄せあって暮らしていた、あのホルモン長屋」。上下左右に熱く激しく揺れる感情がぶつかり合う、その生活音がガチャガチャと聞こえてくる。何故か感じる懐かしさに、瞼の裏がじんわりと暖かくなる。戦争で無くしてきたお父ちゃんの左腕、日本人学校でのいじめ、切ない三角関係、なさぬ仲でも溢れる思いやり、ドンとぶつけたあとビクビクと様子を伺う愛すべきナイーブさ。重たい背景を笑い飛ばす日韓入り混じった言葉の応酬。「たとえ、昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる」。届かなかった言葉が辛い。2018/06/11

5 よういち

79
大阪の空港近くのホルモン長屋で暮らす在日韓国人一家とその周囲の人々が、歴史や国家に翻弄されながら、厄災とも言っても過言ではない人生を笑い飛ばしながら生きていく姿を描いた作品。登場人物はほぼメチャクチャだが、力強い。決して明るいわけではなく、むしろ色んなものを引きずりながら生きている。在日韓国人という立場の人たちが抱える苦悩についても描かれていて、その扱いの酷さも知ることができた。ラストはハッピーでもないので読後感は複雑だ。ただ、生きよう。力強く生きなければ、周囲の人に申し訳ないと思えてくる。2018/08/23

ゆのん

74
在日韓国人の家族の二年間の話し。差別や貧困、失業、いじめなど当時実際に沢山あったであろう辛い出来事が当たり前のように横行していた時代。悲しく辛い物語のはずなのにコミカルに描かれている。 自身の母親が幼い時、近所に住む男の子と仲良くなり毎日の様に遊んでいたそうだ。ある日母親から(私の祖母)『あの子と遊んではいけない。』と言われた。幼い母は何故なのか分からなかったそうだが母親の言い付けを守った。何年も経ち成長した母はその子が韓国人だと知ったという話しを思い出した。政治的問題はあるだろうが人間同士なのにね。2018/06/05

honyomuhito

67
ああ、苦手だ。この、いることもいらないこともすべてが過剰な人々。すぐ喧嘩して取っ組み合いしたり、怒って怒鳴ったり、興奮して泣いたり、喜んで歌ったり踊ったり。先日、鶴橋で焼肉を食べる機会があり、そういえばこの本、関西の焼肉屋の話だよねと思い出し読んでみた。やられた。濃いめの人たちの濃いめの人生に、ぐいぐい引きこまれてしまった。こういった人間の情の濃さやしがらみが苦手なのに圧倒されてしまう。劇作家の著者が描く家族たちの話。良書だった。https://chirakattahondana.com/焼肉ドラゴン/2018/11/03

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