出版社内容情報
たとえ、昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる……万国博覧会が催された1970(昭和45)年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。
関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花、梨花、美花の三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。
失くした故郷、戦争で奪われた左腕。つらい過去は決して消えないけれど、“たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる”それが龍吉のいつもの口癖だった。
そして店の中は、静花の幼馴染・哲男など騒がしい常連客たちでいつも賑わい、ささいなことで、泣いたり笑ったり??。
そんな何が起きても強い絆で結ばれた「焼肉ドラゴン」にも、次第に時代の波が押し寄せてくるのだった??。伝説の舞台を演出家自ら映画化&小説化!
鄭 義信[チョン ウィシン]
著・文・その他
内容説明
万国博覧会が催された1970(昭和45)年、高度経済成長に浮かれる時代に取り残されたような貧しい町。そこでちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む龍吉と妻・英順は、静花、梨花、美花の三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。梨花と結婚した幼馴染の哲男は、静花のことが忘れられない。やがて静花に求婚者が現れ―しんどい今日を笑い飛ばし、歌い踊って明日を迎えよう。人生という災厄に立ち向かうすべての人たちへの応援歌。
著者等紹介
鄭義信[チョンウィシン]
1994年に「ザ・寺山」で第38回岸田國士戯曲賞を受賞。その一方、映画に進出し同年『月はどっちに出ている』の脚本で、毎日映画コンクール脚本賞、キネマ旬報脚本賞などを受賞。98年には、『愛を乞うひと』でキネマ旬報脚本賞、日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第1回菊島隆三賞、アジア太平洋映画祭最優秀脚本賞など数々の賞を受賞した。「焼肉ドラゴン」では第8回朝日舞台芸術賞グランプリ、第12回鶴屋南北戯曲賞、第16回読売演劇大賞大賞・最優秀作品賞、第59回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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