出版社内容情報
巨額のお手伝い普請が水野家に!?文太郎が奮闘するシリーズ第3弾。水野家の留守居役・深貝文太郎は、大規模なお手伝い普請が行われるとの情報を入手した。巨額の普請は、下手をすれば主家の破綻に繋がる――。普請回避のため、文太郎が奔走する!
鈴木 英治[スズキ エイジ]
著・文・その他
内容説明
駿州沼里藩の江戸留守居役を務める深貝文太郎。主家である水野家と懇意の旗本・内藤家の奥方から、殺された妻に似た人を見たと聞くが、行方は知れなかった。翌日、大規模なお手伝い普請が実施されるとの噂を聞きつけた。千代田城の外堀の底をさらい、櫓の改修も行うとのこと。水野家が指名されれば、財政破綻しかねない。普請回避のため、文太郎は情報収集に奔走、公儀の一番の権力者、阿部大和守に近づこうとするが―。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。99年、第1回角川春樹小説賞特別賞を「駿府に吹く風」で受賞(刊行に際して『義元謀殺』と改題)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
94
沼里藩留守居役忠勤控「流転の虹」3巻。普請回避の為老中首座阿部大和守 に面会する留守居役深貝文太郎、以外や妻志津を殺害し腰元玉枝拉致した張本人が、阿部大和守と判明実行犯は取り逃がしたかなりの強敵、次巻の展開が楽しみですね。2018/08/18
蕭白
11
前作の暗めの雰囲気とは異なり、玉枝さんのおかげか、明るい雰囲気があって楽しめました。エンディングを読むと続きそうな様子なので、待ちたいと思います。2020/10/18
雅
10
淡々⁉️飄々⁉️のほほん⁉️そんな感じ2018/10/17
ひさか
6
2018年4月講談社文庫刊。書下ろし。シリーズ3作目。サスペンスな展開ですが、主人公が脳天気で、先が、どうなるかの見当がつきません。僕も能天気になって次作を待ちます。2018/09/10
Masayoshi Arakawa
2
20180509 680+ これも鹿の王と並読。サクサクと読めていいな。 2018/05/07