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出版社内容情報
司るのは再生か破壊か。聖杯の原典となった“大釜”が少年を運命へと導く獅子心王が第3回十字軍を発した12世紀。イングランドの片田舎で墓を掘って暮らすグウィンが出会ったのは“再生の大釜”を名乗る少女だった。俊英・鬼頭えんが描く待望のオリジナル作品が登場。
鬼頭 えん[キトウ エン]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レリナ
10
墓掘り人ダウィンは死者を蘇らすという釜の少女に出会う。彼らの出会いがこれからどんな物語を生み出していくのか、楽しみ。画力はあるので、これから再生の大釜を巡っての争いごとがどうなっていくのか、バトルシーンなどに期待したい。一巻の掴みとしては良かったと思う。ダウィンの今後の行動次第で、話の展開が更に面白くなりそう。再生の大釜の呼び名をつけてあげてほしいな。次巻に期待。2018/04/05
のれん
8
12世紀末イングランドという日本ではマイナー世界観だが、個人的には大好物。獅子心王リチャード一世や当時ヨーロッパでは田舎であったイングランドのキリスト教観、ユダヤ人などブリテン島内での「異民族」たち。ちょっと事前知識がないと人物たちの感情移入が難しいかもしれない(一応作者が職業解説を挟んでいるが)。 ただ本質はド直球な妖精ファンタジー。最近では「魔法使いの嫁」に代表される不思議な生き物たちとの邂逅がメイン。時代考証をしつつも、本題は外さないプロのバランス具合が光っています。是非最後まで読みたい。2019/11/19
六点
4
時は12世紀のイングランド、墓掘り人のグウィンは異教徒として殺害される寸前、「再生の大釜」と名乗る少女が彼の血の中から呼び出したんだが…1巻だけでは何もわかりません。道具立ては好みなのですが。2019/04/13
烏鳥鷏
3
中世イギリス舞台の鬱エロオリジナル同人を出している著者による、古典小説を下敷きにした12世紀舞台の話。主人公の墓掘りの少年が少年漫画のキャラのようで今のところそこまで鬱々としていない。墓掘りが主人公の作品といえば「伊平治とわらわ」を思い出すがあちらと比べると墓掘りへの扱いが悪いな2019/01/21
Bubu
3
何やら1から書き直してるらしい。グロもエロもどんとこい。そんな拘りが見える12世紀イングランド伝奇もの。いや、時代考証しっかりしてます。本巻は出だし、話はまだまだ謎だらけ。次巻以降の展開が楽しみ。2018/12/12