出版社内容情報
雪乃紗衣、作家生活15周年記念! 伝説の中華風ファンタジー登場!!彩雲国の王、紫劉輝の特別措置で、杜影月とともに茶州州牧に任ぜられた紅秀麗。新米官吏にはありえない破格の出世だが、赴任先の茶州は今もっとも荒れている地。末席ながら彩七家に名を連ねる豪族茶家と、州府の官吏たちが睨み合う、一触即発の状態が続いていた。万が一を考え、隠密の旅にて茶州を目指す秀麗一行。だが、そんなにうまく事が運ぶはずもなく、次々と想定外の事態に陥り!? 急展開のシリーズ第4弾!
雪乃 紗衣[ユキノ サイ]
著・文・その他
内容説明
彩雲国の王、紫劉輝の特別措置で、杜影月とともに茶州州牧に任ぜられた紅秀麗。新米官吏にはありえない破格の出世だが、赴任先の茶州は今もっとも荒れている地。末席ながら彩七家に名を連ねる豪族茶家と、州府の官吏たちが睨み合う、一触即発の状態が続いていた。万が一を考え、隠密の旅にて茶州を目指す秀麗一行。だが、そんなにうまく事が運ぶはずもなく、次々と想定外の事態に陥り!?急展開のシリーズ第4弾!
著者等紹介
雪乃紗衣[ユキノサイ]
茨城県生まれ。2002年10月「彩雲国綺譚」で第1回ビーンズ小説賞の読者賞・奨励賞をダブル受賞。03年11月、受賞作をもとに改稿執筆した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あっか
75
新版にて再読。新州牧、茶州への旅立ち5人珍道中編。(読んだのに登録忘れてました…)若様初登場。茶家がぶいぶい言わせている巻です。笑 燕青と静蘭の過去がチラッと明らかになりましたね。初読の時は「?」が頭に浮かんでばかりで全然分かっていなかったなあ^^;それでもきちんと面白いし、伏線バッチリ回収できるのでよいのですが。2019/03/14
mayu
52
彩雲国④。州牧となった秀麗と影月は静蘭、燕青、香鈴とともに茶州へ向かう。もちろんすんなり到着出来るわけがなく、道中さまざまな妨害がある。引き離されてもそれぞれが知恵を絞って足跡を残しながら進んでいくのが良い。静蘭と燕青の過去も少しずつ明らかに。普段は冷静に飄々と振る舞う二人の重い過去と、強さの裏に垣間見える弱さも切なく感じた。朔洵も悪者ながら惹かれるところがあるんだよね。たぶん秀麗への想いは一時の愛着なんだけど、秀麗も心揺れているようで気になる。似た台詞を言ってはいてもきっと劉輝の方が本気のはず。2020/09/24
おぬち
36
州牧達は茶州へ向かいます。いや、このエピソードは秀麗って本当に賢くて、優しくて、強い女の子だなと実感する大好きなお話。朔洵の惹かれるところも描かれているのだけど、劉輝が大好きな私にとっては本当に邪魔者だった(汗)ここのちょっとハラハラ感が次でいい味出してくるはず(アニメ視聴済みなので)続きが楽しみ2021/02/26
葵@晴読雨読
30
面白かった!なんとか茶州・金華へ到着。秀麗の心の動きが伝わってくる。州牧として着任してこれからどうなるのか。図書館本も挟みつつ読んでいきます。2020/02/09
虚と紅羽
27
お待たせしました、朔洵さん!そして龍蓮さん!私の中で彩雲国物語印象に残ったキャラTOP10入りを果たしたお二人の登場。 この巻は次巻への繋ぎみたいなものだけども、秀麗の心をおおいに揺さぶる話。彼女の答えは覚えてけど朔洵が及ぼした影響は忘れてるので続きが楽しみ。 余談だけどあの2人の過去話は外伝なんだよね。外伝ってまだ出ないのかな?2019/05/14