出版社内容情報
この二人は侮れない──時代小説の新たな風が吹く。父の後を継ぐため、同心の見習いとなった野呂丈一郎は、奇妙な殺人事件の探索を任されることになった。戸惑いを見せる彼の前に現れたのは、風変わりな例繰方の香川景蔵だった。異色のコンビが事件を解く!
志木沢 郁[シギサワ カオル]
著・文・その他
内容説明
父の後を継ぐため、見習い同心となった野呂丈一郎は、不器用で文字通りの馬鹿力だけが取得。ある日、上役から例繰方同心の香川景蔵に会うよう勧められた丈一郎は、与力の認める切れ者が気になり、訪射る決意をする。いざ訪問してみると、香川は飄々として驚きもせず丈一郎を受け入れるのだった。翌朝、昌平橋付近で髪を切られた女の死体が発見された。奇怪な事件を任されることになった丈一郎は、初めての探索に乗り出すが…。
著者等紹介
志木沢郁[シギサワカオル]
東京都出身。2003年、学習研究社より『信貴山妖変』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
59
南町奉行所の定廻り同心見習い・野呂丈一郎の活躍の物語です。丈一郎28才は、不器用で、大柄でおおざっぱで、無頓着であるが心優しい同心である。この丈一郎の親友に北町奉行所の例繰り方同心・香川景蔵26才がいる。景蔵は、頭脳明晰で、覚えたことは忘れずコンピュータのように出てくる。丈一郎は、父親・野呂一郎兵衛が臨時廻り同心として出仕しているために見習いが外れない。この二人が、髪を斬られた女の刺殺体の謎を解く。志木沢郁さんの本を読むのは始めてです。2023/07/04
むつこ
23
主人公の若さ(見習い)ゆえの爽やかさがいい。登場人物(一緒に働く仲間たち)が多いがキャラしっかりしていて読んでいる私まで主人公のように同心の仕事内容が理解できる展開。相棒になる景蔵が賢くて面白い。続編あるなら読みたいな。2020/01/26
真理そら
16
定廻り同心見習い・野呂丈一郎と同じ年頃の例繰方同心・香川景蔵の二人が不慣れながらも事件を解決していく一種の成長物語。丈一郎は若き日の夜叉萬同心(辻堂魁)という雰囲気でなかなか魅力的。香川は個人的には大好きなタイプなのでシリーズものなら次も読むつもりだ。でも、ウブな見習いが最初に手掛ける事件としてはちょっと刺激が強すぎたかも?2018/04/02
tomtom
11
どっちが主人公なのと思ってしまいました。バカ力な上あまり役に立たない丈一郎が景蔵の冴えた頭脳のおかげで事件解決。丈一郎も成長しているけどこのままで大丈夫なのか心配になってしまう。2021/11/19
あいちょ。
4
図書館。 丈一郎と影シリーズ1作目。 2023/12/30
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