罪びとの手

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041065983
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

葬儀屋の矜持、刑事の矜持が絡み合う、衝撃&慟哭のサスペンスミステリー!廃ビルで中年男性の死体が発見された。身元が判明しない中、葬儀屋が遺体を引き取りにくるが、葬儀屋・御木本悠司は、その遺体を目にした瞬間、刮目した。「これは俺の親父だ」。その偶然に疑問を持った刑事・滝沢圭は、単なる事故死と判断する本部に反発するようにその遺体に固執する。世の中を賑わす幼女連続殺人事件、葬儀屋の葛藤と苦悩、不遇な警察官を親に持つ刑事のトラウマ・・・・・・様々な要素が絡み合う中、意外な犯人と動機が明らかに! 平和な生活を犠牲にしてでも守らなければならない、刑事と葬儀屋の誇りとは・・・・・・慟哭の社会派ミステリー。

零章/刑事
一章/兄
二章/先達
三章/女
四章/刑事と葬儀屋

天祢 涼[アマネ リョウ]
著・文・その他

内容説明

この葬式は、挙げてはいけない。棺の中は本当に父なのか?葬儀屋一家の嘘と罪。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

92
それなりに楽しめましたが、そのトリックはやっちゃダメな奴じゃないの?。2018/07/26

モルク

89
廃ビルで発見され事故死として扱われた身元不明の死体。遺体引き取りに来た葬儀社の社長悠司は死体は父である前社長だという。これは他殺であり前社長でもないと主張する刑事滝沢は独自に捜査をする。指紋更にDNA鑑定で遺体は前社長であるという結果が出るが…前社長の葬式はいらぬという意志に反して悠司は大々的に葬儀を行おうとする、その真意は…そして葬儀の場で滝沢は真相を暴く。このトリックはどうなんだろう。ちょっとあっけにとられてしまったが、葬儀屋の仕事、信念がよくわかった。2024/09/27

ma-bo

86
廃ビルで身元不明の死体が発見され、引き取りに来た葬儀社の社長悠司は、死体は前社長の父親だと申し出る。悠司が安置室でつぶやいた一言、兄や周りが抱く死体への違和感、父の意に反して大々的に葬儀を行う理由は?父親の葬儀で疑問を持ち独自に追いかけていた刑事滝沢により真相が明かされ、当事者達の理由や動機が判明するも、真相(トリック?)はちょっとスッキリせず。葬儀屋の苦悩や葛藤が話しの流れに挿入されている所は良かった。2024/12/11

ゆみねこ

78
廃墟のようなビルで発見された遺体、それは葬儀屋の前社長だった。長男は父ではないと疑念を持ち、次男は父の遺志に背き盛大な葬儀を強行しようとする。遺体に事件の臭いを感じた刑事の執拗な追及。柩の中の遺体は誰?うーん、そのトリックはねぇ。。次の作品に期待します。2018/08/22

papako

75
連続少女殺人事件が被疑者死亡で終わった川崎で身元不明の死体が発見された。死体を引き取りに来た葬儀社の社長御木本悠司が『父親だ』と言う。本当に?疑う刑事滝沢は独自に調べ始めるが。。。面白くなりそうなのに、なんかごちゃごちゃして失速した。葬儀社のプライドって言われてもなぁ。という理由も。滝沢と悠司、二人の親子関係を絡めたかったのだと思うけど、すっきり納得は出来なかった。つかみは良かったんだけどなぁ。2020/07/14

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