出版社内容情報
こんなはずじゃなかったのに――。平和な日常が反転する傑作短編集。大切な来客の駐車場を確保しそこなった昭子。年下の課長から毎日嫌がらせを受ける定年間際の柳井。公園でガラの悪い男たちに絡まれ、一緒にいた彼氏に置いていかれた友子。アイドルと共に強盗の人質になった銀行員・明美。窮地に陥った4人はそれぞれ差しのべられた救いの手を取ろうとするが……。信じていた日常に裏切られた人間の、もろさとしたたかさを容赦なく描き出す、傑作短編集。
赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
著・文・その他
内容説明
大切な来客の駐車場を確保しそこなった昭子。年下の課長から毎日嫌がらせを受ける定年間際の柳井。公園でガラの悪い男たちに絡まれ、一緒にいた彼氏に置いていかれた友子。アイドルと共に強盗の人質になった銀行員・明美。こんなはずじゃなかったのに。窮地に陥った4人はそれぞれ差しのべられた救いの手を取ろうとするが…。信じていた日常に裏切られた人間の、もろさとしたたかさを容赦なく描き出す、傑作短編集。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mint☆
103
ホラーテイストな四つの短編集。因果応報、こうなるには何か理由がある、というようなストーリー。「人質の歌」は盛り込み過ぎで少し困惑。色々ツッコミながら読了。さらっと読めるので時間つぶしの読書をしたいときにおすすめ。2020/04/16
タケチヨ
31
中学生の頃よく読んでいた赤川次郎作品。久しぶりにページを開くとあの頃と変わらぬ安定の読みやすさに安心。会話文が多く登場人物たちの言動も多少漫画チックな部分もあるけれど因果応報的なテーマもそれなりに織り混ぜているあたりは流石。ホラー感の強い『神の救いの手』と『使い走り』がお気に入り。4編中に登場する男性陣のほとんどがクズばかりなのはなんとも切ない。2021/03/13
coco夏ko10角
20
4つの作品収録の短編集。ホラーファンタジー。『使い走り』がよかった。 神の救いの手/使い走り/最後の願い/人質の歌2020/09/03
ずぅ
6
因果応報、悪いことした人には罰がくだればいいのに。人に優しくした人は報われればいいのに。 ホラー風味だけど、温かい本でした。2018/10/25
リリパス
5
4つのお話が入っている短編集です。ちょっとこわいホラーな話や、ちょっともの哀しい切ないお話でした。2018/10/24
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