出版社内容情報
突然人類を救う使命を託された少女の旅を、大スケールで描くファンタジー！唐の時代、大陸にはすべての妖怪を支配する最強の妖怪・蚩尤（しゅう）が封印されていた。その力を完全に葬るため、封印されている蚩尤の眼を富士山に捨てに行く壮大な旅が始まる。その運命は一人の少女に託された！
武内 涼［タケウチ リョウ］
著・文・その他
内容説明
唐の時代の中国。すべての悪を支配する妖魔の王・蚩尤が目覚めようとしていた。その力を葬り去るには、封印された二つの蚩尤の眼を、東の果ての霊峰・富士の火口に投げ込み滅殺するしかないという。長安の饅頭売りの娘・海燕は、その役目を担うべき運命の少女だった。突然の指名に戸惑う海燕。しかし、心優しき少女は運命を受け入れ、唐に留学中の学生・橘逸勢、僧・空海とともに、遙か日本を目指し旅立つのだった。妖怪の襲撃、心温まる出会い、新たな仲間、悲しい別れ、少女と青年たちは東への旅路を急ぐ―。唐の少女と日本の青年の過酷な旅の結末は！？
著者等紹介
武内涼［タケウチリョウ］
１９７８年生まれ。群馬県出身。早稲田大学第一文学部卒業。２０１１年、第１７回日本ホラー小説大賞最終候補となった『忍びの森』でデビュー（応募時タイトル「青と妖」）。１５年「妖草師シリーズ」が「この時代小説がすごい！２０１６年版」で文庫書き下ろし部門１位を獲得（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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にゃも
20
世界中を滅ぼすほどの強大な力を持つ妖魔の王・蚩尤を葬り去るため、東の果ての霊峰・富士を目指し勇者イッセイは旅立った。…って、イッセイは橘逸勢であり勇者ってわけじゃないけど、ついそう表現したくなるようなロールプレイングゲーム的面白さがあった。人間、妖魔、化物はもちろん仙人、神獣も巻き込んでのくんずほぐれつの戦いが大迫力で語られるなか、それぞれの心情もよく表現されていて、よくもまあ370ページ程度の中にこれだけのものを書き込んだなと感服！で、続編は出ないのかな？2021/12/28
ぶっくlover
7
これで終わりなのか？ 続編があるのでは？2019/07/13
keisuke
5
東に行ってない！途中で「ああ、続くのか」って分かったけども。空海と逸勢コンビってどうしても夢枕獏を思い出したから、空海のあまり役に立たないキャラが違和感。2018/09/26
ミプリン
3
仙人やら妖怪大魔王やら続々と現れる登場人物の名前が読めない漢字だらけで何度も戻って確認するから時間がかかるけど、面白く苦にはならない。しかし、まさかのまだ中国内陸部。富士山、日本にいつたどり着けるやら？呂将軍亡き後、逸勢と海燕、空海、馬童子達はどうなるのか？？続編はいつ？2020/08/31
もこもこ
3
時間がかかってしまいましたが楽しく読みました。富士山に行くのかでも行かずに終わってしまった。当然続きますよね？2019/01/05
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