出版社内容情報
子供の頃信じていたサンタクロースが本当にいたら? しかも日本に。でも彼はイメージと程遠く愚図で意気地なし。そんな彼も恋をします。彼女はどこにでもいる普通の女性。ですが夢を失い、今の自分に向き合えずにいました。サンタは彼女のために願いを叶えようとします。どんな辛いことでも笑顔で隠して。すると彼女の中で何かが変わり始め──。現代のおとぎ話は素敵な恋物語。大切なものをもう一度思い出させてくれます。
内容説明
子供の頃信じていたサンタクロースが本当にいたら?しかも日本に。でも彼はイメージと程遠く愚図で意気地なし。そんな彼も恋をします。彼女はどこにでもいる普通の女性。ですが夢を失い、今の自分に向き合えずにいました。サンタは彼女のために願いを叶えようとします。どんな辛いことでも笑顔で隠して。すると彼女の中で何かが変わり始め―。現代のおとぎ話は素敵な恋物語。大切なものをもう一度思い出させてくれます。
著者等紹介
宇山佳佑[ウヤマケイスケ]
1983年生まれ。神奈川県出身。脚本家、小説家。ドラマ脚本に『信長協奏曲』『スイッチガール!!』他、映画脚本に『今夜、ロマンス劇場で』など。書き下ろし小説『桜のような僕の恋人』がヒット作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
191
サンタクロースの一族で、現当主の聖也と絵本作家を途中であきらめた伊吹の恋物語。聖也がとにかくダメ男。ただ伊吹を振り向かせるために頑張る姿は応援したくなる。伊吹もいろいろと劣等感の固まり。あれだけ聖也を嫌ってたのにね。まさに“嫌よ嫌よも好きなうち”という言葉が見事にはまる。聖也の執事達がいいアクセントで、クスクス笑えてれ温かく包み込んでくれた。何事も勇気があればなんとやら。奇跡がいっぱいのまさに奇蹟の物語。できれば12月に読みたかった。この物語が、自分にとって季節はずれのXmasプレゼントとなった。2021/05/17
chiru
111
7年越しのニート歴を誇る27歳の青年の正体は『サンタクロースの正式な後継者』…『サンタの婚活』というコミカルな味付けをしたサンタ青年🎅の成長物語。ハーレクインとか有川浩作品とか、君恋で予習してこなかった天然でピュアな現代サンタさんが可愛い💗でもひとめぼれした彼女に想いを告げても失敗ばかり🎅甘酸っぱくてなんだか切ない。そんな王道展開だからこそクリスマスに相応しい一冊。どんなケーキよりも甘いクリスマスラブストーリーでした💕★42021/12/24
ツン
106
泣けました。。無茶苦茶等身大のサンタ。というより、人としてどうなの?というレベルw最後まで立派な人ではないけど、頑張ったよね。脚本家の方の作品と知って納得。日本映画っぽいです。2021/05/30
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
73
クリスマス関連読書第2弾。サンタクロース実在した。しかも日本の岐阜県に。その名は聖也。27歳。ぐずで意気地なしで引きこもり。サンタの優しいおひげのおじいさんのイメージとは程遠い聖也が、これまた絵本作家をあきらめた少々こじらせ女子伊吹に恋をしたところからこの物語は始まる。初めは聖也のあまりにもへなちょこぶりに読了できるか不安だったが、読み進めるうちに自分の勇気次第で人は変われる、変わりたいという気持ちが伝わりいつのまにか応援していた。2人とも再び歩きだす素敵なお話。大人のおとぎ話のような1冊。2021/12/24
たるき( ´ ▽ ` )ノ
54
「サンタクロースと結婚しないか」と社長に言われたら、誰だってポカンとしてしまうだろう。まさかサンタクロースが実在するとは!しかもかなりのダメ男だなんて(笑)奇跡を起こすためにがむしゃらに努力する聖也、なんかいいなあ。2021/12/28