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内容説明
三百年以上の歴史を持つ名門・高麗屋ゆかりの品々に焦点を当てながら、伝統芸能である歌舞伎のさまざまな“顔”を幸四郎自ら紹介。撮り下ろし写真45点とともに、十代目松本幸四郎襲名への想いを綴った書き下ろしエッセイ「幸四郎という名前」も収録。
目次
第1章 役者を支える道具(暖簾;押隈;家紋 ほか)
第2章 「自分」と向き合う時間(マグカップ;のどのケア;市川猿翁の小父さまからの色紙 ほか)
第3章 歌舞伎役者の「伝統」(高麗屋の血;頬骨;扮装写真 ほか)
著者等紹介
松本幸四郎[マツモトコウシロウ]
1973年生まれ。歌舞伎役者。屋号は高麗屋。日本舞踊松本流の家元で、舞踊家名は松本錦升。1979年3月、三代目松本金太郎を襲名して初舞台。1981年10月、七代目市川染五郎を襲名。2018年1月、十代目松本幸四郎を襲名。歌舞伎では古典から新作まで、そのほかの演劇、テレビや映画など、幅広いフィールドと役柄で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
36
今、一番幸せなご一門かと。堅苦しいイメージでしたが、案外ひょうきんな素顔と、当たり前とはいえ、お芝居好き、歌舞伎好きがなによりです。しかし、本書は、重厚。一門の名を呈した伝統の品色々。でも、一番大事なのは、そこに込められた気持ち。背筋がまっすぐにのびる素敵な一冊です。2018/04/15
けんとまん1007
22
高麗屋!の響きがいいなあ~。そんな歌舞伎役者さんを支える、道具・言葉などのフォトエッセイ。まさに、逸品というに相応しい。確かに、暮らし・仕事を通じて、道具の占める役割は大きく、それがあってこそということも多い。そして、それらに対する気持ちの持ちようが素晴らしい。だからこそ、逸品も応えてくれる。2020/01/21
犬養三千代
10
高麗屋に纏わる物、事、現象に関するエッセイ。松本幸四郎さんの意気込みがひしひしと伝わる。ちょっと、気負い過ぎなところもあるが写真も秀逸。なかなか京上方ではお目にかかれないのが残念です。東下りもたまにしないとね。2020/02/10
ekoeko
2
高麗屋ゆかりの品々を紹介しているフォトエッセイ。少し前に歌舞伎の別の本を読んで考えさせられることが多かったせいか一年に九ヶ月歌舞伎出演をしているという多忙な恵まれた御曹司だと思いました。襲名後の本だったのにお父さんの方の著書だと思って手にとりました。まだ私の中ではイメージが染五郎さんみたいです。2018/05/27
めいみー
2
写真が味わい深かった。2018/05/05