出版社内容情報
秋葉原の町を守るダーク・ヒーロー、登場!人気の食玩フィギュアをめぐって起きた殺人事件。被害者の話を聞いていた九重祐子巡査部長は、独自に捜査をはじめた。そんな中、「GEEKSTER」という、謎の人物の存在が浮かび上がってきて……。
大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
著・文・その他
内容説明
秋葉原警察署で、念願の刑事課に着任した九重祐子。捜査現場に立てると張り切るも、署を訪れる市民の応対を命じられ、延々とオタクの相手をするはめに。だが、相談者の1人が殺されたのをきっかけに、独自の捜査活動を始める。そんな中、街で噂の“ギークスター”と出会う。悪事を働く者に鉄槌を下す彼は何者で、その目的は何なのか?彼の背中を追ううち、彼女は街を取り巻く陰謀に気づくが…。痛快無比な警察アクション小説!
著者等紹介
大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年、京都府生まれ。学習院大学法学部を卒業。97年、「三人目の幽霊」で第4回創元推理短編賞佳作となり、翌98年に「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
61
秋葉原を舞台に繰り広げられるバトルもの。主人公は女性警官だけど、一人で頑張っちゃう。そして出会ったダークヒーローのギークスターと共に真の敵エンプティハンドに立ち向かう。そして最後は自分がギークスターに。痛い場面が多いし、裏切り裏切られ。映画っぽい内容でした。さくっと楽しめました。2020/04/23
momi
41
「福家警部補シリーズ」「警視庁いきもの係」の著者の作品!今回は秋葉原を舞台に繰り広げられる話!!一言で言えば女性刑事と秋葉原のダークヒーローが手を組んで悪党を退治する話なのだけど…そう簡単にはいかない!著者の「無法地帯」を思い出しますが…食玩…フィギュア…怪獣とか…本物のマニアオタクの大倉さんらしい要素が盛り沢山!ピンチの時に駆けつけてくれるヒーローって夢がある話ですが、彼は本当に正義の味方なのか!?痛快ものとは思えないけどサクッと読めて楽しめました♬ 2018/03/07
マッちゃま
25
まあ〜何だろう。大倉氏は好きな作家さん。それは間違えない。それでも、裏に書かれた粗筋に「痛快無比な警察アクション小説」なんて表記されてたら僕にとって本書は絶対…いや、先ずは手に取らない、取っても戻すジャンルであるのは確かな訳だ。でもそれでも買って読むのは、やはり氏に対する安心感からだろう。これは好きな作家さんってだけじゃ選ばない選択。読み終えての感想は「好みのジャンルではないけど、氏らしさの感じるとっても面白かった作品」素直にそう言える。イッキ読みしちゃう(させちゃう)展開は見事です。2018/02/27
coco夏ko10角
24
秋葉原で様々な事件が…。警察小説やミステリーというより、内容紹介にあるとおり「警察アクション小説」といった感じ。『無法地帯』のバルバドンも。最後の方はなんだか駆け足な印象。2019/03/10
takaC
19
文庫が出たので二年ぶりに読んではみたが、やっぱりムムムな顛末だった。2018/03/15