モモコとうさぎ

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モモコとうさぎ

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041061619
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

モモコ、22歳。就活に失敗して、バイトもクビになって、そのまま大学卒業。もしかして私、誰からも必要とされてない――!?
そんなやり場のなさから、ひたすら、ちくちくと縫い物に没頭する日々。ここに籠もって、暗い現実を、なんとかやり過ごせたら。でもそうは問屋が卸さない。家を出る羽目になったモモコは知り合いの下宿を転々とし、3Kの肉体労働にも黙々と従事し、明日をも知れぬその日暮らしを続けるうちに、肌身離さず持ち歩いていたぬいぐるみのうさぎに導かれるように、いつしか自分のルーツともいうべき場所に漂着していて――。
外国人労働者、格差社会、限界集落、地方の共同体、超長寿社会……
のっぴきならない現実をつぶさに目の当たりにし、いかに自分が非力かを痛感するたび、自分が傷だらけになって崩壊していきそうで、とにかく怖くて。それでもその場その場で、野草のように地面に根を張ろうとするかそけき女子の意外にタフな生命力。
就職とはなんぞや。働くとは、生きるとは――。
寄るべない気持ちで、たゆたうように現代を生きるすべての若者の、云うに云われぬ不安と憂鬱と活路を余すところなく描き出した人生応援歌!

内容説明

働くって、生きるってどういうことだろう―。モモコ、22歳。就活に失敗して、バイトもクビになって、そのまま大学卒業。もしかして私、世界じゅうで誰からも必要とされてない―!?何をやってもうまくいかなかったり、はみだしてしまったり。寄るべない気持ちでたゆたうように生きる若者の、云うに云われぬ憂鬱と活路。はりつめた心とこわばった躰を解きほぐす、アンチ・お仕事小説!

著者等紹介

大島真寿美[オオシママスミ]
1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で文學界新人賞を受賞し、同年『宙の家』で単行本デビュー。『三人姉妹』は「本の雑誌」2009年上半期ベスト2、12年『ピエタ』で本屋大賞第3位、14年『あなたの本当の人生は』で直木賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

184
逃避かもしれないー甘く見てたかもしれないー何がしたいのかーそんなことに心当たりが有るのは若者だけじゃないよね。だけど、なんとか折り合いをつけて生きてるんだよね。大島さんの世界はちょっと優しくて、ちょっと考えさせられるんだ。モモコはそこの貴女だったかもしれない。未来の誰かだろうとも思う。私は『お針』は苦手だけれど・・モモコはきっと大丈夫。ちくちくちく・・2018/03/01

のぶ

101
タイトルと装丁から、ファンタジックな作品かと想像したが、意外にもシリアスで、内容もとても良かった。主人公、モモコは家庭に事情を抱え、22歳で就活にも失敗して引き籠ってしまう。前半部のモモコの煮え切らない姿にイライラしたが、ある時リュックにうさぎのぬいぐるみを詰め込み家出する。それからの物語が俄然面白くなってきた。いろんな人との出会いや体験を通し、モモコは自立し成長していく姿にエールを送りたくなった。就職して平凡に暮らす生活だけが正しいのか、疑問を投げかけられた一冊だった。2018/03/04

takaC

99
いつかの『本の雑誌』で紹介されていたのが読みたいと思ったきっかけだったと思うが、こういう内容だとは読み始めてから知った。あまりリアリスティックではなかったが、本当にあったら困った話だ。2018/04/19

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

84
83/100点 久しぶりの大島作品、ちょっと不思議な雰囲気を持った作品でしたが面白く読めました。就活に失敗した主人公が、自分の存在する意味を探すため家出し、旅をする中で成長して行く物語。最初は主人公モモコの煮えきらず、他人に頼りきる姿勢にイライラしました。しかし旅を続けいろんな人との関わりの中で、他人に必要とされる事で自分に自信が持て、徐々に自分自身の存在意義を見つけていく姿に共感を覚えました。ただ、うさぎの持っている特別な力って何だったんだろう?最後までイマイチ判らず、その点に少し不満が残りました。2018/03/12

なゆ

83
就活に失敗してしまったモモコ22歳の、自分探しの旅のような話。ずいぶん遠回りして、自分らしい“働くという事”を見つけたねぇ、モモコ。はじめはあてもなく友達や弟のところに転々と居候したり、ぼんやりしてて幼い感じで心配したよ。流されるように行く先々で、必要に迫られたり、やれる事をやったりしてるうちに、ようやく道が見えてくる。面白い人たちがたくさん出てくるけど、帽子屋のおばさんみたいな生き方羨ましい。うさぎの存在が意外にモヤモヤだけど、モモコを見守ってるようでもありやじ馬っぽくもあり、なんだかね~とほのぼの。2018/03/11

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