出版社内容情報
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第24回日本ホラー小説大賞 優秀賞受賞作
(選考委員:綾辻行人、貴志祐介、宮部みゆき)
綾辻行人「作品に強烈な“圧”がみなぎっている」
貴志祐介「エンタメ=壮大な虚構の極北として感動すら覚えた」
宮部みゆき「作者の物怪に対する愛情と、この分野の先達へのリスペクトが感じられた」
(選評より)
ここは迷い家。妖と霊宝を隠世(かくりよ)に閉じ込める屋敷――
昭和20年。火の雨降る東京大空襲から生き残った少年・冬野心造は、遅れ
内容説明
ここは迷い家。妖と霊宝を隠世に閉じ込める屋敷―。昭和20年。火の雨降る東京から、民話が息づく地・古森塚に疎開した少年・冬野心造。しかし、ほどなく妹の真那子が行方不明となる。脱走か、人攫いか、神隠しか―。証言をもとに山に入った心造の前に忽然と現れたのは、見渡す限りの蕗の原にたたずむ巨大な屋敷だった。次々襲ってくる妖怪たちをかわしながら、老犬「しっぺい太郎」に導かれ、屋敷内の様々な「霊宝」を使って脱出を図る心造。時代の夜に取り残され、闇の中で一人、焼け爛れた悪夢を見続ける少年の心には、いつしか紅蓮の野望が芽生えはじめて―。第24回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作。
著者等紹介
山吹静吽[ヤマブキセイウン]
1987年京都府生まれ。龍谷大学法学部卒業。現在、リハビリ介助を行う介護士として勤める。2017年、「迷い家」で第24回日本ホラー小説大賞“優秀賞”を受賞(受賞時筆名:霞澄晴吽)。同作単行本でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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