出版社内容情報
上田 秀人[ウエダ ヒデト]
著・文・その他
内容説明
将軍綱吉の命により、長崎での医術遊学から戻った御広敷番医師の矢切良衛。将軍の寵姫を懐妊へと導くため、大奥の担当医となった良衛に、様々な障害が立ちはだかる。良衛が持ち帰ったとされる和蘭陀の秘術を奪おうと、大奥内外に潜む黒幕たちは、手段を選ばぬ行動に出たのだ。そしてついに、良衛が想いを寄せる患者の伊田美絵にも魔手が忍び寄る―。美絵を人質に取られた良衛は、捨て身の賭けに打って出るが…。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。歯科医師。97年に第20回小説クラブ新人賞佳作に入選しデビュー。2010年『孤闘 立花宗茂』で第16回中山義秀文学賞受賞。2014年「奥右筆秘帳」シリーズで第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
76
表御番医師診療禄「宿痾」10 巻。良衛から阿蘭陀の懐妊の秘術奪おうと遂に美絵迄も標的に、今回は強い助っ人が、本所の親方になった浪人真野、今後良衛との関わりが楽しみに、それにしても、お伝の方執念は凄いですね。 2021/02/18
はかり
7
またまた一気読み。しかし、ご懐妊騒動はいつまで続くのか。将軍にとってお世継ぎが最重要課題なのは良く分かる。そのために振り回される人が多すぎる。良衛もその一人。妾と勘違いされて患者が誘拐されたり、側室選びの任を任されたり、大いに困惑する。本当にいつまで続くのか。2019/05/10
蕭白
6
結末をどこにもって行くのか気になって読み続けています。2018/03/08
黒豆
6
発刊済みの最後だったので最終巻と思ったら、まだまだ継続中のよう!将軍大変?2017/11/29
わたしは元気
3
辞められない、とまらない。 次、読みたいけれど、一休み。返さないといけない本があるので、まずはそれから。 残念。2020/06/28