- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 角川スニーカー文庫
出版社内容情報
春日部 タケル[カスカベ タケル]
著・文・その他
Mika Pikazo[ミカ ピカゾ]
イラスト
内容説明
文芸編集者になるはずが、なぜかラノベ編集部に配属された黒川清純。作家の下ネタ電話にいつも涙目の先輩、会社に寝泊まりしてゲーム三昧の副編集長、失踪中の編集長…。さらに担当の打ち切り崖っぷち作家は「書きたいものが分からないの」とスランプで、頼みの天才JK作家は「まだ降りてきてないんです」って、いつまで待てばいいんだよ!!誰か俺と一緒に最高の物語を創ってくれ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
66
一般文芸の編集部に配属を希望したが、担当作家が変態ばかりで涙目の先輩、職場でゲームや漫画三昧の副編集長が働くラノベ編集部に配属された黒川清純が、戦記物を書くのは大得意なのに、壊滅的につまらないラブコメばかり量産する天花、過去作が全て打ち切りになった売れない作家ひよこを売れる作家に育てるべく奮闘する物語。一般文芸と比べて市場規模が小さく、2万部売れればヒットとされるラノベ業界で生き残る事の大変さを痛感。天花とひよこのアイデア出しの方法はぶっ飛んでいましたが、物語を書く事が大好きな二人の姿はとても好ましかった2017/11/08
佐治駿河
39
ギャグラノベの傑作。久々にラノベでここまで笑わせてもらいました。こんなに洗練されたギャグラノベは本著者の春日部タケル先生以外だと【これはゾンビですか?】の木村心一先生くらいですね。そんなギャグ満載のラノベですが、その中にも芯のある物語が展開されていることもポイントが高いですね。テンポもいいのであっという間に読み終わってしまいました。こんなに面白いのにアニメ化されなかったのか?と思わずにはいられません。2024/11/25
ラノベの王女様
37
文芸編集者になるはずだったのにラノベ編集部へと配属されてしまった青年が、移籍する権利獲得のため売れる作品作りに闘志を燃やす物語。―――小説は人生。妥協したら一生後悔する。出版不況でラノベ作家ものは世知辛い作品が多い中、ハイテンションなボケとツッコミの応酬でジェットコースターのように突き進むストーリーは、このジャンルに新たな風を吹き込むことに成功してるわ。出てくる美少女キャラが軒並みポジティブだから読んでて気持ちいいわね。果たしてミリオンセラーは達成できるのか。次巻も楽しみだわ。2017/07/01
中性色
36
妹さえ友だちが少ない。序中盤はコメディ的やり取りながらおそらく少し実体験的なものも含めたラノベづくりの話がメイン。ただ、終盤はもっと最初に伏線を張ったり主人公の昔話を組み合わせる展開の方が説得性を増したのかなぁ。ただ、話としてはプロローグだし今後のキャラクターにもよるかな。個人的にはひよこが好み2019/06/20
ナカショー
33
シリアスとギャグの差が激しすぎて凄かった……。天花もひよこもどちらも個性があってかなり好きです。次巻も楽しみです。2017/11/01