出版社内容情報
警察官猟奇殺人事件の真相とは。警察小説×驚愕のどんでん返しミステリ!刑事部捜査一課特捜係の佐築勝道が駆け付けた殺人現場は凄惨なものだった。五体バラバラで頭部は電子レンジで加熱されていたのだ。被害者は現役警察官。事件の陰には街を支配する超巨大企業の存在が……!?
椙本 孝思[スギモト タカシ]
著・文・その他
内容説明
宗教都市・深石市で、奇妙なバラバラ死体と、冷蔵庫に圧し潰された変死体が発見された。被害者はともに警官。捜査一課の佐築勝道は、両現場で見つかった不気味な意匠の社章から、ある地元企業の関与を疑う。しかし理不尽な組織の力学と謎の圧力が捜査を阻み、無邪気な女が勝道を悩ませる―サバンナを彷徨うような果てなき猟奇殺人捜査。刑事がたどり着く驚愕の真相とは?ラスト40ページで世界が一変する衝撃の警察小説。
著者等紹介
椙本孝思[スギモトタカシ]
1977年、奈良県生まれ。2002年『やがて世界は詩に至る』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
70
猟奇殺人に街を仕切る大企業と関連する新興宗教、はぐれ刑事と拾った金髪娘。と、どこにでもありそうなお話しだけれど、「新宿鮫」を柔らかくした様な程よいハードボイルドタッチが心地良く、主人公も金髪娘もこれまた好みなタイプ。只では終わらせない所も「魔人館事件」シリーズの著者らしい。私には相性の良い、とても面白く、また感じ入る小説でした。2020/06/21
にゃるび
12
これは帯の文句で期待し過ぎたパターン…!キャラクターがハテナシリーズよりも薄いので、思い入れがしにくいのと深石市の異常性をどれだけ書いてもスケール小ささをどうにも感じてしまい、消化不良に。衝撃のどんでん返しが全く衝撃じゃなかったことが1番の衝撃。2018/08/30
きょん
9
これはネタバレせずに感想書くのが難しい。帯にある「警察小説」の顔をした挑戦状、が示すワンアイデアで書かれた作品。2018/08/07
コウ
4
【ラスト40ページに仕掛けられた驚愕のどんでん返し】という帯に惹かれて手に取りました。ただ、このページ数にしては設定詰め込み過ぎかなぁ、という印象。だけどこれ以上うだうだ続けられても困るという…それは個人的に惹かれる登場人物がいなかったからかな、と思います。所々誰の台詞か分からなかったです(読み返したら理解できたけれど)、不意に今までの人物像から離れた言葉遣いをするので…よっぽど狼狽えてた故に、と捉えるべきかしら?わからん。後は出てくる女性がなんとなく非現実的な、もしか男性の理想像?な印象でした。 2018/08/10
bvbo
3
あらすじにあるような、ラストのどんでん返しはええ〜と思ったんだけど、それのせいか色々詰め込み過ぎというか、薄いと言うか…登場人物もな…。 2019/06/20
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