内容説明
路上のくじ引きで一等賞を当てた斉藤夕月。異世界に飛ばされ、10の願いを叶えられる「スタープレイヤー」に選ばれたと聞かされる。その使い道を考えるうちに目の当たりにするのは、自らの暗い欲望、人の抱える業の深さ、祈りの尊さ…。折しもマキオと名乗る別のスタープレイヤーが来訪、国家民族間の思惑や争いに否応なく巻き込まれていくことになり―。RPG的興奮と壮大な神話世界を融合させた未曾有の創世記!
著者等紹介
恒川光太郎[ツネカワコウタロウ]
1973年東京都生まれ。大東文化大学卒。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞。単行本はデビュー作にして直木賞候補に。続く『雷の季節の終わりに』と『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補と、新作を出すごとに注目を集める。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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