出版社内容情報
かしまし女三世代が送る最新ユーモアミステリシリーズ第1弾!
内容説明
天才画家の祖母と、生活力皆無な女優の母と暮らす女子高生、天本有里。母の所属する演劇に出演中、目の前で母の代役の女優が殺された。次いで劇団の別の女優が狙われ、有里は次第に一連の事件に巻き込まれることに。さらに、有里の通う高校では、事務長に何やら秘密がありそうで…。皆が皆、怪しすぎ!信じられるのは三人だけ。かしまし女三世代が“絆”を武器に真犯人を追う!?
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。06年、第9回日本ミステリー文学大賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
83
一瞬「三姉妹探偵団」かと思いましたが、三姉妹ではなく三世代でした。おじいさんやおとうさんはいません。2018/02/28
Take@磨穿鉄靴
44
久しぶりの赤川氏。勝手に引退されてるものだと思っていたけど活動されている様子。私が小中校生の頃はこんなではなかったのに何故こんなに話題にならなくなってしまったのだろう。読んでいてなんとなく分かった気がした。「事務長」を作中で何度も「事務長さん」と呼んでいた。一般的に事務長は事務長。事務長を「事務長さん」そう呼ぶにはそう呼ぶキャラクターもしくは意味が伴う必要があると私は思うが特に意味もなかった。そういう細かい所に作品の質が現れるとすればやはり今の話題になる作家さんとの差はやむ無しか。★★★☆☆2023/06/07
ぽぽ♪
35
赤川さんは3人シリーズ好きですね。三姉妹とか。今回は三世代シリーズ。祖母の幸代が格好いいです!赤川作品のキャラは活き活きしてて大好きです。事件の結末は切なかったけど、明るい終わり方で良かったです。2017/12/18
白雪ちょこ
33
新しいシリーズ登場。 画家でクールビューティな祖母の幸代、天然ボケな母の文乃、明るく活発な娘の有里が事件に巻き込まれつつも、切れ味抜群の祖母の頭脳により、犯人を追い詰めていくというストーリーになっていた。 恋愛模様などはそこまではなく、相変わらず犯人や動機については、あっさり解決されている。 女だからこそわかるような直感、そして行動力。 それには思わず、私も共感できた。2022/02/06
はる
30
最初はどんどん新しいキャラが出てきて、この人達はどうやって繋がっていくのか?何が関係してくるの?って思っていたけど、ちゃんと繋がりました。しかし、本当の黒幕はあっさり逮捕されてしまったので残念。アケミのその後も少し書いてほしかったな~。2019/12/13