角川文庫<br> 敗者の告白

個数:
電子版価格
¥836
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
敗者の告白

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月01日 13時29分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041056158
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



深木 章子[ミキ アキコ]
著・文・その他

内容説明

とある山荘で会社経営者の妻と8歳の息子が転落死した。夫は無実を主張するも、容疑者として拘束される。しかし、関係者の発言が食い違い、事件は思いも寄らない顔を見せはじめる。遺された妻の手記と息子の救援メール。事件前夜に食事をともにした友人夫妻や、生前に妻と関係のあった男たちの証言。容疑者の弁護人・睦木怜が最後に辿り着く、衝撃の真相とは!?関係者の“告白”だけで構成された、衝撃の大逆転ミステリ。

著者等紹介

深木章子[ミキアキコ]
1947年東京都出身。東京大学法学部卒。元弁護士。60歳を機に執筆活動を開始、2010年に『鬼畜の家』で島田荘司選第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

153
なるほど!まさに『敗者の告白』お見事!ある山荘での妻子の転落死、その後に次々と表出した妻の手記と息子のメールから殺人を疑われたのは夫だった…まずはほぼ家族そして関係者の供述のみの構成が秀逸。同様の内容が繰り返されるのにクドさ感じるのは否めないが、男女間を顕著に相互で見解全く違うのを読むのは面白い。すっかり証言が出揃い判決確定されてから、弁護士の振り返りとして明かされる「事件の本質」がスゴい!男性としての経歴や特技、女性ならではの容貌や仕草などから掘りおこすのにはもう脱帽…ちょっと無理はあるだろうけど(笑)2020/02/19

ゆのん

117
以前から読んでみたかった作家さん。妻子が別荘のベランダから転落死。夫が容疑者として逮捕される。しかし無実を主張。そんな中被害者の周りの人達から食い違いのある証言が次々と出てくる。関係者の告白だけで形成された物語は以前よんだ有吉佐和子著『悪女について』と似ており、完全にのめり込んでしまった。弁護士の経歴のある深木氏にしか描けない人が人を裁くという難しさ、裁判の在り方、弁護士という仕事の割切りなどサスペンスに加え考えさせられる内容だ。人は裏切りやプライドでここまで残酷になれるのかと悲しくも思う。2018/05/03

モルク

99
会社を経営する木村の妻と息子が別荘で転落死する。死の直前、妻と息子は自分が殺されるかもしれないとそれぞれメールを送っていたことにより、木村は逮捕される。木村そして関係者たちが弁護士に語る証言で進んでいく。奔放な生活を送っていた妻、とんでもない性癖を持っていた息子、そしてメールの真偽は…。誰が何のために誰をおとしめようとしていたのか。結末は予測がつくものの作者が元弁護士だけのことはあって、供述調書っぽい証言の進め方がうまい。2019/02/22

まこみん

87
IT会社社長の本村の妻、瑞香と8歳の息子の朋樹が山荘のベランダから転落死した。瑞香と朋樹は亡くなる前に其々メールを遺していて、どちらにも夫に殺される、親に殺されると書かれていた。本村は直ぐに逮捕され、物語は本村本人の陳述書や、関係者の供述の数々から進み、このセレブな家族にどんな真相があったのかを探っていく。ブランド志向な夫婦、出生の秘密を持った息子、妹の不審死。裁判で本村は無罪を勝ち取るが、弁護士の書簡には裁判の本質と弁護人の責務について語られる。元弁護士の深木さんならでは。2020/04/26

アッシュ姉

87
セレブ一家に起きた悲劇。四人家族の唯一の生き残りに嫌疑がかかる。死者が残したメール、関係者による証言、語り手によって姿を変える事件の真相とは。結末は予想がつくものの、どう展開していくのか気になって目が離せない。若干のくどさはあるものの、隙なく組み立てられた精緻極まる構成に感嘆。きっちりと収束したエンディングもお見事。タイトルも秀逸。面白かった。2018/09/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12098998
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品