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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041054901
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

湊かなえが初めて挑む、学園青春小説!陸上の夢が潰えた僕は、まさかの放送部へ。

そこに居場所はあるか。

夢と友情、嫉妬と後悔。大人への反発。
湊かなえだからこそ書けた、心ふるわす新青春小説。

町田圭祐は中学時代、陸上部に所属し、駅伝で全国大会を目指していたが、3年生の最後の大会、わずかの差で出場を逃してしまう。その後、陸上の名門校、青海学院高校に入学した圭祐だったが、ある理由から陸上部に入ることを諦め、同じ中学出身の正也から誘われてなんとなく放送部に入部することに。陸上への未練を感じつつも、正也や同級生の咲楽、先輩女子たちの熱意に触れながら、その面白さに目覚めていく。目標はラジオドラマ部門で全国高校放送コンテストに出場することだったが、制作の方向性を巡って部内で対立が勃発してしまう。果たして圭祐は、新たな「夢」を見つけられるか――。


湊 かなえ[ミナト カナエ]
著・文・その他

内容説明

町田圭祐は中学時代、陸上部に所属し、駅伝で全国大会を目指していたが、3年生の最後の県大会、わずかの差で出場を逃してしまう。その後、陸上の強豪校、青海学院高校に入学した圭祐だったが、ある理由から陸上部に入ることを諦め、同じ中学出身の正也から誘われてなんとなく放送部に入部することに。陸上への未練を感じつつも、正也や同級生の咲楽、先輩女子たちの熱意に触れながら、その面白さに目覚めていく。目標はラジオドラマ部門で全国高校放送コンテストに参加することだったが、制作の方向性を巡って部内で対立が勃発してしまう。果たして圭祐は、新たな「夢」を見つけられるか―。

著者等紹介

湊かなえ[ミナトカナエ]
1973年広島県生まれ。2007年、「聖職者」で小説推理新人賞を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビュー。09年の本屋大賞を受賞。12年、「望郷、海の星」(『望郷』収録)で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。16年、『ユートピア』で山本周五郎賞受賞。18年、『贖罪』がエドガー賞ベスト・ペーパーバック・オリジナル部門にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

683
湊 かなえは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。今回は、完全白湊、青春部活小説でした。若い頃に、ジャンルは別にして一つのことに集中するのは、素晴らしい。私は帰宅部でしたが(笑)9月は本作で読了です。2018/09/30

うっちー

595
山女日記系の湊さんでした。これは中高生に是非読んで欲しいです2018/09/10

ウッディ

568
中学駅伝で優勝を逃した悔しさを晴らすため、陸上強豪高校に入学した圭祐は、事故にあい陸上部への入部を諦める。そんな時、正也からの誘いで、放送部に入りラジオドラマ部門で全国を目指すことになる。爽やかな部活の友情物語と知らなかった高校放送部の活動への興味に一気読みでした。圭祐の成長とだからこそ語れる陸上競技への想いに胸が熱くなりました。この作者は瀬尾さん?有川さん?と思わせるほど、湊さんらしくない爽やかな小説だっけど、脚本の起承転結の説明に出てきたイヤミスの言葉に笑えた。それはともかく、とっても面白かったです。2018/12/02

さてさて

433
私自身は、湊かなえさんに『イヤミス』は全く求めていません。そして『青春もの』が大好きな私。そう、そんな人が偶然にもこの作品に辿り着くと、そこに待っているのは、これはもう幸せな出会いしかありません。そう、素晴らしい『青春もの』の傑作!やっぱり青春って、いいなって。ラストシーンの鳥肌が立つような冴え渡った伏線回収のキレの良さ、『青春もの』の王道を行く納得感のあるストーリー展開、そして晴れ渡った高い空をいつまでも見ていたくなるような澄み渡った余韻。素直にとても感動しました。ありがとうございました。 2020/09/28

hiro

292
湊さんの作品でこのような学園青春小説を読むのはもちろん初めてだ。高校一年生の主人公の高校を舞台にした物語なので、いじめ問題や部活内の上級生間の対立も登場はするが、最初はいつものイヤミスに比べて物足りなさを感じた。しかし、中学時代に陸上をしていた主人公は、目指す陸上部の強豪校に進学するが、怪我のため放送部に入り、そこで全国大会を目指すというストーリーがユニークで、湊さんの守備範囲の広さに驚きながら徐々に引き込まれ、最後の100頁は一気に読んだ。たまにはイヤミスではない、読後が爽やかな湊作品もいいと思う。2018/10/27

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