角川文庫<br> 山人として生きる―8歳で山に入り、100歳で天命を全うした伝説の猟師の知恵

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角川文庫
山人として生きる―8歳で山に入り、100歳で天命を全うした伝説の猟師の知恵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041053799
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

朝日連峰に生まれ、そこで生き続ける男の素晴らしき人生!山に生まれ、
山に生き、
自然とともに、
暮らしてきた男の手記。
二月から三月にウサギを撃ち、四月から五月は熊撃ち、五月後半から六月はゼンマイ採り、夏は登山道の整備や釣り、秋は茸、山菜取り、イタチ狩りや再びクマ狩り、そして厳しい冬となる。
そんな日々を送っていたためか、野生の猿が突然抱きついて来たり、オシドリが五年間も家の池に住みついたりもした。(本文より)
生涯で50頭以上のクマを仕留めた伝説の猟師の生涯。この本には、生きる素晴らしさが詰まっている。
「本物ののマタギは志田さんの世代で最後だ。ラスト・マタギの言葉を残しておく意義は深い」と角幡唯介氏(ノンフィクション作家、探検家)が単行本の帯に推薦文を寄せた。待望の文庫化。

目 次
はじめに

第一章 クマを撃つ 
手負いのクマが向かってきた!/初めてのクマ狩り/クマ狩りの季節/朝日連峰の昔ながらの「巻き狩り」/クマに襲われて/クマ撃ちの名人の条件とは?/クマの冬眠と出産/クマの習性を知ることが大切/クマは人を喰うか?/私たちの失敗/長老の過ち

第二章 魚を捕まえ、動物を追う 
子どもの頃から魚を捕る/ヤブをこいで渓流釣りへ/盆休みの楽しみ、川干し/岩魚、ナメコ、舞茸の宝庫だった出谷川/食べきれないほどの岩魚づくし/トーマス・ブリックス氏の思い出/初めてウサギを獲る/ウサギの習性を知って狩りをする/穴を見張ってテンを撃つ/カワウソもいた大井沢/毛が白く体格の良い朝日連峰のカモシカ/世界的な発見、冬虫夏草

第三章 山に生まれ、自然とともに暮らす 
水とともにある暮らし/生活の糧になったテン/最初の召集、最初の戦闘/同郷の兵を救出に向かう/たった六人の警備隊/召集解除、再度召集、結婚、三度目の召集、そして終戦/夫婦二人で人生の再スタート/国立公園の管理員に/「かもしか学園」/根子川遡行/エズラ峰登攀/積雪調査で遭難寸前/最初は相手にされなかった自然保護運動/山に生きる辛さ

第四章 岳人を助ける 
高校山岳部の遭難/気象条件の変わりやすい朝日連峰/半年以上かかった捜索/雪の下の川底から遺体発見/あわや二重遭難か/無理な日程が事故を引き起こす/気のゆるみから死を招く/連峰最悪ガッコ沢遭難記/茸採りの行方不明者/常識ではかれない遭難者の心理/出谷川をゴムボートで下る/雪解けの滝から墜落/捜索の遅れが命取りに/猟銃泥棒を追う/女の子を拾った話/山で出会った不思議な話

志田 忠儀[シダ タダノリ]
1917年生まれ。8歳から山には入り80歳過ぎまで現役のマタギとして活躍。磐梯朝日国立公園内の山小屋の管理人や、月山朝日遭難救助隊長、地元猟友会会長などを歴任。山のことを知り尽くした達人として、経営する朝日山の家にはブルガリ日本支社長などのセレブや、日本各地のルアー名人が訪れる。

内容説明

手負いのクマが向かってきた!初めてのクマ狩り、朝日連峰の昔ながらの「巻き狩り」、クマ撃ちの名人の条件とは?など、マタギとしての仕事や、渓流で食べきれないほどの岩魚を釣った話、戦争召集そして終戦、国立公園の管理人の仕事や自然保護運動など。8歳で山に入り、15歳でクマを撃ち、野生動物たちが自然になつく男・志田忠儀の生涯を紹介し、自然の中で生きるすばらしさ、厳しさを伝える貴重な1冊。

目次

第1章 クマを撃つ(手負いのクマが向かってきた!;初めてのクマ狩り ほか)
第2章 魚を捕まえ、動物を追う(子どもの頃から魚を捕る;ヤブをこいで渓流釣りへ ほか)
第3章 山に生まれ、自然とともに暮らす(水とともにある暮らし;生活の糧になったテン ほか)
第4章 岳人を助ける(高校山岳部の遭難;気象条件の変わりやすい朝日連峰 ほか)

著者等紹介

志田忠儀[シダタダノリ]
1916年生まれ。8歳から山に入り80歳過ぎまで現役のマタギとして活躍。磐梯朝日国立公園の朝日地域の管理人や朝日連峰遭難救助隊、地元猟友会会長などを歴任。2016年5月100歳の天寿を全うした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shoji

49
山形県の朝日連峰で、100歳で死ぬまで自然と対峙してきた著者のノンフィクションです。著者は、猟師であり、民宿経営者、登山家、国立公園管理者、山岳救助隊、そしてネイチャリストです。あえて言えば文筆家でもあるわけです。著者の志田忠儀さんをネット検索してみると、「ラストマタギ」なるワードで修飾されていました。そう、マタギなのだ。豊かで厳しい自然の中で生活するマタギのお話です。大自然や野生の素晴らしさと厳しさと、人間の強さが凝縮された一冊でした。2019/03/10

ホークス

46
貴重な記録として一読の価値がある。著者は1916年に山形県の朝日連峰地域で生まれ、先年100歳で亡くなった。クマ撃ちの話がまず凄い。山での心得からクマの生態や狩猟のコツまで詳しく語られ、著者と共に山道を行くかのような気分だ。沢には大きなイワナが群れ、見事なブナ林が延々と続く。招集されて足掛け10年も中国で戦った恐ろしい体験談。帰国後は経験を遭難救助に活かす。自然の猛威と命がけの救助が生々しい。並行してブナの伐採を止めようと10年がかりで戦う。山人の波乱万丈な自伝であり、文章が実直で嘘が感じられないのも良い2019/06/12

Nao Funasoko

13
1916年(大正五)に生を受け2016年(平成十八)に天寿を全うした志田忠儀。兵役で過ごした20代の大半の時代を除けば、猟師として自然保護運動活動家として遭難救助隊員としてその全てを山に捧げた男の記録。こんな時代、こんな場所、こんな人生があったのかと感嘆せずにはいられない。まさに人生は一編の大河小説だ。 2018/09/08

12
山で生きるセンスが抜群。謙虚さも才能か、と思いながら読みました。山の、美しさも怖さも心得て生きる姿に胸が熱くなります。登山計画は余裕を持って立てないと、死ぬ。2017/05/11

マネコ

10
またぎの貴重な体験を伝記として知ることができます。知識というよりはまさしく経験なので、臨場感あふれるこれぞノンフィクションといった一冊です。2019/08/12

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